たくさん花を咲かせ、長く楽しむポイント
冬場、室内で管理する鉢花のシクラメンは、寒さに弱いイメージがありますが、実は、暑過ぎるのも苦手です。暖房が一日中効いた部屋では、弱って葉が黄色く枯れてしまうことがあります。室温は10~15℃が最適です。また、2~3時間以上は日が当たる室内の涼しい窓辺に置き、暖房機器から出る温風が直接当たらないようにしましょう。シクラメンの置場所は「明るく涼しく」がポイントです。
1輪の開花期間はおよそ10日。花が咲き終わったら、早めに花がらを摘み取りましょう。そのままにしておくと、タネを作ろうとして養分を取られたり、枯れた部分が腐って病気の原因に。花茎を下の方でつまみ、ねじりながら引き抜きます(ハサミを使うと、切り残した部分が腐り、病気の原因になってしまうので注意!)。葉1枚に対し、花が1輪つくと言われているので、こまめな花がら摘みが、花を長く楽しむポイントです。
全体的にクタ〜ッと元気がなくなってきたら、応急手当を施しましょう。まず、葉と花を株の中央部に寄せて、鉢全体を新聞紙でくるみます。水受け皿を外し、バケツの水に1~2時間つけて回復を待ちます。この時、鉢土の上部まで水につからないよう注意しましょう。
『ガーデンシクラメン・シクラメンの土』
屋外で育てるガーデンシクラメンの植え付けの他、鉢花のシクラメンの植え替えにもぴったりの専用用土。
『ガーデンシクラメン・シクラメンの肥料』
底面給水鉢以外で育てる場合は、土の上にまく粒状肥料がオススメ。シクラメンの生長を助けます。
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