美味しく育てる、肥料やりの秘訣!
レモン、ウンシュウミカン、ポンカンやタンゴール類などの柑橘類は、庭木としても親しまれていますが、どれも鉢栽培が可能です。それどころか鉢栽培で育てるメリットはいろいろあります。
鉢植えにするとコンパクトに育てられるので、ベランダや玄関ポーチなどでも楽しめます。また、他の多くの果樹が、実を付けるには2本以上必要なのと違い、柑橘類は1本でも実を付けてくれるので、スペースも小さくすみます。
柑橘類は春に伸びた枝の先に、冬に花芽がつき、翌春、花芽から枝が伸びた枝に花が咲いて、実が付きます。庭植えでは、太い根がどこまでも張り、樹勢が強く保たれます。特に若木のころは樹勢が強いため、春〜秋までいずれも枝が伸びてしまい、花芽が付きにくくなります(花芽はほとんど春に伸びた枝にしか付かない)。逆に鉢植えは、土の量が限られているので太い根が伸びず、細い根が多くなり、樹勢が早く落ち着きます。そのため、主に春だけ枝が伸びるようになって花芽が付きやすくなり、庭植えよりも1〜2年早く実を付けます。しかも、細い根が多くなることで、しっかりと栄養を吸収できるので、果実は小ぶりでも、味が濃く、糖度が高くなるとも言われています。樹が小さい分、収量は減りますが、その代わり、甘くて美味しい実を早く収穫できるわけです。
鉢栽培なら移動できるので、柑橘類の中でも寒さに弱いレモンでも、冬に室内へ移動させれば、関東以北でも栽培が可能になります。柑橘類の多くは常緑なので、冬場でもお部屋のグリーンとして楽しめます。
柑橘類を鉢で育てる際のポイントは、“適切な時期に適切な肥料成分を保つこと”です。鉢中の限られた土では栄養成分も失われがちなので、肥料切れにならないよう、鉢栽培に合った肥料を使いたいものです。そこで、花ごころがオススメするのが、化成肥料を天然腐植でコーティングした『レモン・ミカン・柑橘の肥料』です。天然腐植とは、長い年月をかけて樹木が堆積したもので、亜炭や石灰になる前の状態のもの。豊富に含んだ微量要素が果実を甘くし、微生物を活性化させて、鉢土をふかふかにします。有機質特有の臭いも少なく、カビのようなものも発生しにくいので、室内でも清潔で安心。また、天然腐植でコーティングされた化成肥料は、実付きを良くするリン酸成分を高めに設計。肥料成分がゆっくり溶け出すので、根を傷めにくくなっています。『レモン・ミカン・柑橘の肥料』は、天然腐植のチカラとリン酸成分強化により、柑橘類の鉢栽培に最適な肥料に仕上げてあります。また、使いやすい粒タイプで、1粒は1gと、施肥量を量りやすくしました。