日中の気温が高い時間帯の水やりは、水が鉢土を通る間にお湯になってしまい、根を傷めてしまいます。水やりはできるだけ、朝夕の暑さが和らいでいる時間帯がベストです。水切れを起こしどうしても日中に与えたい場合は、鉢を日陰に移してから与えるようにしましょう。また、夕方に、鉢の周りの地面に打ち水を行うと、夜温を下げるのに効果的です。

土表面を『コンテナガード』などのバークチップなどで覆うだけでも、太陽の日差しを防ぎ、地温の上昇を抑えることができます。もちろん、土の乾燥防止、雑草防止にも効果的です。また、小さな鉢なら、一回り大きな鉢にスポッと入れて二重鉢にするのもオススメ。鉢と鉢の間に空気の層ができ、暑さが伝わりにくくなります。ベランダなどでは、レンガやポットフット、スタンドなどを使って、床から鉢底を離すだけでも、地熱の伝わりを防ぐことができます。

植物が夏バテしやすい時期は、病害虫への抵抗力も弱まります。落ち葉や花がら、雑草はこまめに取り除いて、植物や周辺を清潔に保ち、病害虫予防は早期発見早期治療を心がけましょう。高温期は薬害が出やすいので、薬剤散布はなるべく気温の低い時間帯に。また、元気がない時の肥料やりは逆効果！まずは水やりだけで様子を見ましょう。

『きれいな鉢底石』
排水をきれいにする木炭と、水腐れを防ぐゼオライトを配合。

『鉢底土ネット』
鉢底石を入れて使用するアミ袋。植え替え時の分別作業の手間を軽減。

『コンテナガード S・M』
土の上に敷き詰めるバークチップ。夏の暑さ対策にもオススメ。

『バラ専用マルチングチップ』
バラの美しさを引き立たせると同時に、バラを育てやすい環境を作ります。

＜この号の初めに戻る｜１｜２｜３｜