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週刊ラジオトーク
2017.01.18

プリムラ

今回ご紹介するのは、「プリムラ」です。「プリムラ」とは、ラテン語で「最初」という意味。寒さに負けず、春一番に楽しめる花で、4月いっぱいくらいまで、色鮮やかな花を咲かせてくれます。かつては、原色の一重の花でしたが、今では、パステルカラーの花も増え、花びらが多い八重咲きや、バラや桜に似た花も次々に登場し、お洒落な冬の花として欠かせない存在です。

 

人気品種をいくつかご紹介しましょう。愛知県の育種家が作り出した「スイーツシリーズ」は、バラの蕾のような形の花が、株元に密集して咲く品種です。チョコレート色の「ザッハトルテ」や、クリーム色にピンクのぼかしが入る「プリンアラモード」など、おいしいそうなネーミングのシリーズです。ベルギー生まれの「ゼブラブルー」は、鮮やかな青紫色のゼブラ柄。シックなこげ茶色に黄色の縁取り、中央も黄色の「ゴールドレース」。スラッと伸びだした茎に小花がまとまってつく「ウィンティーシリーズ」は、和洋どちらにも似合います。なかでも、カスミソウに似た可憐な花の「ライムグリーン」はふんわりと優しい印象で大人気です。

 

この時期、お店には色々な種類のプリムラが並んでいます。葉の色艶が良くて、枚数が多いもの、花だけでなく、その下の蕾がしっかりしていて、たくさんついている株を選びましょう。下の葉が黄色くなっていたり、蕾が無いものは避けた方がいいですよ。

 

寒さに強いプリムラですが、花を美しく長く楽しむには、鉢植えにして、日当たりの良い軒下などで育てるのがお勧めです。鉢底にはゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。水やりは、土の表面が乾くのを待って、たっぷり与えます。花や蕾にかからないように、土の上にかけるようにしましょう。花が咲いている間は、薄めた液体の「有機プラス100倍液肥」などを月2回ペースで与えると効果的です。咲き終わった花や黄色くなった葉は、付け根から切り取ります。

 

主役にも脇役にもなれる「プリムラ」は、他の草花との相性も良いので、寄せ植えにも重宝しますよ。

 

来週は、コアラの木としても知られる「ユーカリ」です。


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