今回は「ジャガイモ」の育て方です。ちょうど2月中旬から3月下旬が、ジャガイモ栽培のスタート時期。今植え付ければ、3か月ほどで収穫できますよ。最近は、プランターや、「培養土」の袋をそのまま利用して栽培する方法もあって、ベランダなどの限られたスペースでも育てられます。スーパーには並ばないような、ジャガイモも育ててみてはいかがでしょう?
先ずは、園芸店などで種イモを選びます。見た目は、スーパーの食品売り場に並ぶジャガイモに似ていますが、栽培専用に作られた種イモです。スーパーのジャガイモでは、病気にかかっていて育たないことがあるので、必ず種イモを準備しましょう。
種イモは、メークインやキタアカリなどの一般的なもの以外の品種も手に入ります。たとえば、ほくほくと栗のような風味の「インカのめざめ」、皮が赤くて舌触りが滑らかな「アンデスレッド」。外も中も濃い紫色の「シャドークイーン」なども人気があります。
好みの種イモを選んだら、日当たりのよい場所に数日おいておきます。すると芽が出てきて、上下がはっきりとわかります。40グラム以上の大きい種イモは、半分に切りますが、その際、どちらにも芽がつくように切り分けて下さい。切り口はよく干して乾かしておきます。
野菜用の深さが25センチ以上あるプランターを用意して、底にごろ石の「鉢底石」、そして栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」を鉢の縁から7センチ下まで入れます。そこに深さ8センチほどの穴をほり、芽が出ている方を上にして、種イモを埋めます。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりです。
新芽がいくつか出てきますが、10センチくらいに成長したところで、元気な2本だけを残すようにし、あとは引き抜きます。その直後と花が咲き始めた頃の2回、有機質を含む「ジャガイモの肥料」などを与え、土を3センチほど上にかぶせます。
花が咲き終わって、葉が黄色くなってきたら、収穫どきです。土から掘り出して、直射日光が当たらない日陰で乾燥させます。「ジャガイモ」は、初心者でも育てやすいので、親子で楽しめますよ。
来週は、鮮やかな花色の「アネモネ」をご紹介します。