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週刊ラジオトーク
2017.03.01

アネモネ

今回ご紹介するのは、地中海沿岸生まれ球根植物「アネモネ」です。早春のこの時期から5月上旬頃まで次々と鮮やかな色の花を咲かせます。「アネモネ」は、秋に球根を植え付けますが、球根から育てるのは少し難しく、腐ってしまうことが多いので、初心者の方は、この時期出回る花や蕾をつけた苗から育てるのがおススメです。

 

「アネモネ」は、なんと言っても、魅惑的な花色が特徴です。鮮やかな赤、ピンク、紫色、青紫色と白色、クリーム色などがあり、一重咲きが定番ですが、最近は、八重咲きや、雄しべが細かい花びらに変化した丁字咲きもあります。草丈は20~50㎝ほどで、深く切れ込みの入った葉が特徴です。

 

直径8センチほどの大輪の花をつける「ポルト」シリーズは、花色も豊富で、草丈も30㎝ほどなので、寄せ植えに人気です。1輪に200~250枚もの花びらがつく「凛々花(りりか)」は、一株で見応え十分です。「丁字咲き」のアネモネは赤色しかなく、入手しにくい珍しい品種ですが、年々花数が増えて大きな花が咲くようになりますよ。

 

葉の色艶が良く、下の方の葉が黄色くなっていないガッシリした株を選びましょう。地植えも出来ますが、最低気温が5度以下になると、花が咲きにくくなりますから移動できる鉢植えがお勧めです。今は、雪や霜の心配がない日当たりの良い軒下か室内の日当たりの良い場所で管理し、桜が咲く頃には、戸外の日当たりの良い場所へ移動させましょう。鉢底にはゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。根がグルグルに固まっていたら、下の方を少しだけ崩して植え付けましょう。水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷりです。

 

「アネモネ」は、5月まで次々と開花するので、薄めた液体肥料「有機プラス100倍液肥」などを定期的に与えると効果的です。咲き終わった花や、黄色くなってしまった葉は、そのままにしておくと、カビて病気の原因になってしまうので、こまめに切り取るようにして下さいね。

 

来週は、香水の原料にもなる「ニオイスミレ」をご紹介します。


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