MENU閉じる
お問い合わせ
花ごころメディア

花ごころメディア

週刊ラジオトーク
2017.03.08

ニオイスミレ

今回は、甘い香りが特徴の「ニオイスミレ」です。日本の野山でも見かける「スミレ」は、小さくて可憐な花を咲かせ、「春の妖精」とも呼ばれます。

 

中でも、強い香りを放つ「ニオイスミレ」は「スイートバイオレット」とも呼ばれ、ハーブとしても人気です。香水の原料にもなっていて、数輪あれば、部屋中に香りが満ちるほど、強い香りです。

 

花と葉は食べることができるので、香りを楽しみながらサラダに入れたり、紅茶やお酒に浮かべたり、ハーブティーにしてみて下さい。リラックス効果があり、呼吸器系のトラブルによいそうです。ただし、種と根は食べられませんので気を付けて下さい。

 

草丈は10~15センチほどで、花は、紫、赤紫、ピンク、白、黄色があり、一重咲きだけでなく、ボリュームのある八重咲きもあります。ハートの形をした葉もかわいいですよ。人気が高いのは、八重咲きの薄紫色の花「オーロラ」です。株一面に香りのよい花をつけます。性質も強く、株分けをして簡単に増やすことが出来ますよ。

 

お店で苗を選ぶときは、葉の色つやがよく、株がグラグラとして弱々しいものは避けて下さい。鉢植えなら、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。寒さには強いほうなので、この時期は、戸外でしっかりと日光に当てて下さい。ただし、強い日差しと暑さには弱いので、夏に涼しい木陰になるような半日陰が適しています。

 

乾燥は苦手なので、水やりは土の表面が乾いたら、たっぷり与えます。葉にハダニがつくこともあるので、時々、葉の裏に霧吹きで水を吹きかけるのもおすすめです。「ニオイスミレ」は、可憐で繊細なイメージですが、意外に強く、育てる場所が合えば、葉の間から「ランナー」と呼ばれる細い茎がぐんぐん伸びて、ところどころに根を張りながら生長していきます。「ニオイスミレ」の甘い香りに癒されてみてはいかがですか?

 

来週は、鉢植えでも育てられる「レモン」をご紹介します。

 

 


関連コンテンツ

お問い合わせ

商品・サービスに関するお問合せは、こちらへ。