MENU閉じる
お問い合わせ
花ごころメディア

花ごころメディア

週刊ラジオトーク
2017.05.24

ブライダルベール

今回は、「ブライダルベール」です。小さい白い花が株一面を覆うように咲く姿が花嫁のベールのように見えることから、この名前が付きました。

 

メキシコ原産で、気温が合えば年中開花しますが、日本では、寒さに弱いのと、夏の高温が苦手なので、観葉植物として扱われています。今頃は、開花時期なので、花をつけた鉢がお店に出ています。壁に掛けたり、吊るせるように、ハンギングバスケットに仕立てられていることが多いので、細い茎に小さな葉が枝垂れるようにコンモリと広がり、カスミソウのような白い花が一面に咲く姿が見られますよ。

 

花は昼間開いて、夜には閉じてしまいますが、最近は、斑(ふ)入りの葉も登場して人気があり、花の少ない時期も美しい葉を楽しむことが出来ます。

 

お店で選ぶときは、葉の色つやがよく、株元が黄色くなっていないもの、花付きの良いものを選びましょう。観葉植物として売られるので、年中室内で育ててしまいがちですが、日光不足になると花つきが悪くなるので、冬は室内でもレースのカーテン越しの明るい場所に置き、春と秋は戸外の日当たりの良い場所に出しましょう。ただし、強い日差しには弱いので、梅雨が明ける頃には、室内に戻し、レースのカーテン越しの明るい場所で育てるといいですよ。

 

水やりは土の表面が乾いたら、たっぷり与えましょう。室内で育てていると、エアコンの風などで乾燥して、葉ダニが発生することがあります。葉全体に、霧吹きで水をかける葉水(はみず)を定期的に行うと、きれいな葉を保つことが出来ますよ。肥料が大好きなので、ゆっくり長く効く肥料「IBのチカラ」などを定期的に与えると花付きに効果的です。花が咲き終わった枝や、伸びすぎて不格好になった枝は切り戻します。新しい枝葉(えだは)が出て、花も付きやすくなりますよ。

 

株元(かぶもと)のほうの葉が黄色くなったり、葉が落ちたりしたら、根詰まりを起こしている証拠です。切り戻しと一緒に、一回り大きな鉢へ植え替えましょう。土は栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で、下のほうの根を軽く崩して植え付けて下さい。「ブライダルベール」は、日光不足と肥料不足で花が咲かなくなりますが、それさえ気を付ければ、初心者でも育てやすいですよ。

 

来週は、6月が苗の植え付け時期になる「落花生」をご紹介します。


関連コンテンツ

お問い合わせ

商品・サービスに関するお問合せは、こちらへ。