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週刊ラジオトーク
2017.12.16

バラの植え替え

今回は、「バラの植え替え」のお話です。寒さがぐっと増して来たこの時期に、是非やってほしいのが、「バラの植え替え」なんですが、その前に、バラを育ててみたいけれど、手がかかって難しそう…と諦めている方、この時期に出回る「大苗(おおなえ)」から始めてみませんか?

 

芽吹いて花芽をつけた状態で出回る春の苗を「新苗(しんなえ)」と言いますが、そこからさらに、葉が落ちるこの時期まで、プロの手でしっかり育てられてから出回る苗を「大苗」と言います。「大苗」は、株が大きくて勢いがあり、春の花付きが格段に良いので、初心者でも安心して育てられ、たくさんの花を楽しめます。

 

そんな大苗が、ビニールポットや鉢に入れられて販売されています。購入後は、そのままの土ではなく、植え替えを行いましょう。栄養たっぷりの専用の土「バラの土」を使うのがおススメです。バラは土が大切ですから、以前から育てているバラも、この時期に植え替え作業を行います。根をしっかりと生長させるために、根を包む土を、栄養たっぷりのチカラのある土に替えて、花付きを良くしましょう。

 

近年は、バラの根を食べるコガネムシの幼虫被害も増えています。カブトムシの幼虫を小さくしたような虫が土の中に潜んでいることが多いので、幼虫が冬眠するこの時期に、土から出して、新しい栄養たっぷりの土に植え替え、バラを害虫から守りましょう。また、温暖化も影響して、生育旺盛なバラを育てた土は劣化しやすく、一年で土のチカラも失われがちです。購入した年はよく咲いたのに、2年目以降に花が少なくなってきた。という場合は、土のチカラが無くなっているからです。土にチカラがないと、根がしっかりと生長できないので、いくら肥料を与えても、効き目が半減してしまいますよ。

 

地植えのバラなど、植え替えが難しい場合は、土の上に、「バラの熟成たい肥」などを混ぜるだけでも土のチカラがよみがえります。春にたくさんの花を楽しむために、できれば毎年、この寒い時期にバラの植え替えをしてみてくださいね。

 

来週は、肉料理などのお料理やクリスマスリースなどにも大活躍の「ローズマリー」です。


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