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週刊ラジオトーク
2016.04.06

デルフィニウム

今回は、鮮やかな青い色の花が人気の「デルフィニウム」です。「デルフィニウム」という名前は、蕾の形が、イルカが背中を曲げた姿に似ていることから、ギリシャ語でイルカを意味する「デルフィン」から名付けられたそうです。

 

ヒマラヤ原産で、雪解け水が流れ込む高地に自生する多年草ですから日本の夏の高温多湿は苦手で、一年草として扱われています。春から初夏まで、花の穂が真っ直ぐ上に伸び、花が密になって咲きます。青色と言っても、鮮やかな水色から濃い青色まで濃淡は様々、他に、白、ピンク、紫色などがあります。

 

1つの花の大きさは、2~3㎝の一重から、5㎝ほどの八重咲きもあり、草丈は30㎝くらいのものから、2メートルほどになる品種もあります。

 

暑さに比較的強く、丈夫で育てやすい「オーロラ」シリーズは、1m以上に育ち、ボリューム感たっぷりの八重咲きの大輪の花をびっしりとつけ、ゴージャスな雰囲気です。目の覚めるような美しい青色の「ミントブルー」は、背丈があまり大きくならないので、寄せ植えに人気です。その他、一重の花をスプレー状に咲かせる「ミストラル」シリーズなどが人気です。

 

お店で苗を選ぶときは、下の方の葉が黄色くなっていない、葉の色艶が良いもので、ガッシリとした苗を選びましょう。西日の当たらない日当たりの良い場所を好みます。できるだけ涼しい場所がよいので、午後から陰るような場所がお勧めです。鉢植えにするなら、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。根は崩さず、優しく扱って下さい。水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷりです。花や葉に水がかかると傷みやすいので、土の上に水やりをします。

 

肥料は、5月に1回だけ、ゆっくり効く肥料「IBのチカラ」などを与えると効果的です。最初の花穂が咲き終わったら、切り戻します。脇芽が生長して、1~2ヶ月すれば、2番花が楽しめるようになります。是非、美しい青色の花を初夏まで楽しんでください。
来週は、白いレースのような花を咲かせる「オルレア」のご紹介です。お楽しみに。


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