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週刊ラジオトーク
2016.10.12

チェリーセージ

今回ご紹介するのは、観賞用のハーブ「チェリーセージ」です。小学校の夏の花壇などで、真っ赤なサルビアをよく見かけますが、「チェリーセージ」は、サルビアの仲間です。サルビアは寒さに弱いので一年草扱いされますが、「チェリーセージ」は、暑さにも寒さにも強く丈夫で、植えっぱなしでも、毎年かわいい花を咲かせてくれる、宿根草です。葉をもむと、サクランボのような甘酸っぱい香りもしますよ。

 

「チェリーセージ」の花は、1~2㎝ほどのドレスの裾を広げたようなふっくらとした形が多く、花色は、チェリーレッドや、ピンク、白、クリーム色などがあります。

 

特に人気の品種は、赤と白のツートンカラーの「ホット・リップス」。季節によって赤と白の割合が変わり、色々な表情を楽しめます。また、紫に近い濃いピンクに白の絞り模様が入る「ピナフォア・パープルストリーム」は、とても個性的です。淡いピンクとクリーム色が混ざった「ストロベリー&クリーム」は柔らかい色合いが人気です。赤い花の「バリエガタ」は、葉に斑(ふ)が入るので、花の無い時期も美しい葉を観賞できます。

 

お店で苗を選ぶときは、葉の色艶がよく、がっちりした苗で、下の方の葉が黄色くなっていないものがおススメです。

 

日光が大好きなので、半日以上日が当たる場所が最適です。地植えにすると60~1メートルほどに大きくなりますから、しっかりスペースを取って植えて下さい。鉢植えにするなら、底にゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。花が付いている苗は、あまり根を崩さないように注意しましょう。水やりは、土の表面が乾くのを待ってから、たっぷり与えます。常に土が湿った状態になってしまうと、根が傷んでしまうので、注意して下さい。

 

寒さが厳しくなり、開花が終わったら、思い切って枝を短く切る「切り戻し」という作業を行います。春、暖かくなると新芽が出てきて、5月頃からまた花が咲き始めます。「チェリーセージ」は、手間なく簡単に育てられますから、初心者にお勧めですよ。

 

来週は、秋が植え時の「イチゴ」です。


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