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週刊ラジオトーク
2016.11.30

ポインセチア

今回は、「ポインセチア」です。鮮やかな赤と緑色のコントラストが、クリスマス気分を高めてくれますよ。赤く色づいた花のように見える部分は、「苞(ほう)」と言って、葉の一部なんです。本当の花は、中央にある黄色い粒々で、花びらはありません。花が付くと緑色の苞が色づきます。その色も、最近は、赤だけでなく、ピンク、オレンジ、クリーム色や白、それに、クリーム色からピンクへと徐々に色が変わるものなど、彩りも豊富になりました。

 

形も様々で、星のように尖った形の苞だけでなく、ウェーブがかったものや、くるっと丸まった形のもの、花びらのような八重咲きも登場しています。赤い苞に雪を散りばめたような白い斑(ふ)が入る「プリメーロ・ジングルベル」は、茎がしっかりしているので、ツリーの代わりに使われることもあります。くるっと巻いた苞がバラのように華やかな「ウィンター・ローズ」。純白の苞が雪の結晶のような「プリンセチア・クリスタルスノー」は、清楚で美しく、ホワイトクリスマスを演出してくれますよ。

 

お店で選ぶときは、葉や苞に傷がなく、下の方の葉が黄色くなっていないもので、中央の花の部分に蕾がたくさんついているものを選びましょう。

 

ポインセチアは根が弱いため、この時期は、鉢やポットから出したり、植え替えたりしないで、そのまま楽しみましょう。寒さに弱いので室内の日当たりの良い暖かい場所に置きましょう。ただし、暖房機器の風が直接あたるような場所は避けて下さい。窓際は、夜冷えるので、厚手のカーテンをしっかり閉めるか、窓から少し離れた場所へ移動させましょう。

 

水やりは土の表面が乾いたら、暖かい時間帯に、葉に水をかけないように注意して、土の上にたっぷりかけて下さい。生長期ではないので、水の吸収も遅いです。土が常に湿った状態にならないようにし、受け皿に溜まった水も捨てるようにしましょう。植え替えは、来年4月頃、短く切り戻して新しい土に植え替えます。最近は、ミニサイズの「ポインセチア」もあります。一鉢あると、手軽にクリスマスムードが演出できますよ。

 

来週は「シャコバサボテン」を毎年咲かせるポイントをご紹介します。


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