もうすぐバレンタインデーですが、今回ご紹介するのは、ハート型の葉が人気の「ハートホヤ」です。本名は、「ホヤ・カーリー」というのですが、コロンとした多肉質のハート型の葉が特長で、１枚10㎝ほどの葉を切り取って、鉢にさしたものが「ハートホヤ」という名前で、バレンタインの時期に出回ります。最近は、斑入りの葉も可愛らしくて人気がありますよ。
タイやラオス原産のつる性の植物で、つるの途中から気根という根を出して、それを樹木や岩肌に張り付かせて巻き付くように生長していきます。
観葉植物として出回りますが、何年か育てていると夏には1㎝ほどの小さな花が十数輪まとまって咲くようになります。花びらは乳白色で、中央がピンク色という個性的な花です。
お店で選ぶときは、葉に黄色い部分がない、色つやが良く、ふっくらしたものを選びましょう。寒さには弱いので、暖かい室内で楽しみます。5度以下では生育が衰え、枯れてしまうこともあるので、できるだけ暖かい室内に置いて下さい。日当たりが良いことも大切ですから、日中は窓際に置いて、冷え込む夜間は、室内の中の方へ移動させた方がいいですよ。
水やりは、土の表面がカラカラに乾いてから、与えます。特に冬場は、水の与えすぎに注意しましょう。土の加湿は嫌いますが、乾燥した室内を嫌います。暖房の効いた室内で乾燥が気になる時は、時々霧吹きで葉に水をかけるようにするといいですよ。
春暖かくなって生長期に入ると、葉のもとの方からツルが伸びて、新しい葉をつけるようになります。栄養成分が整っている肥料「グリーンそだちEX」を定期的に与えると効果的です。
花を楽しむには、ツルを長く伸ばす必要があるので、朝顔のような行灯仕立てにしたり、下に垂らすようにするなどして、ツルを伸ばしていきましょう。
来週は、きれいなシルバーリーフが特徴の「ラミウム」をご紹介します。お楽しみに。
