今回は、「和食のハーブ」の育て方です。と言っても特別なものではなく、和食に使用される薬味や香草のことで、特に、江戸時代以前から日本にあり、香りが強く、薬効のあるものが「和食のハーブ」と呼ばれるようになりました。和食ブームからか、苗の種類も豊富で、注目されています。そこで今回は、プランターでも手軽に育てやすい、青じそ、アサツキ、畑ワサビの育て方をご紹介します。
苗は葉の色つやが良いものを選んで、プランターの底には必ず「鉢底石」を入れ、栄養たっぷりの「花ちゃん野菜の培養土」で植え付けましょう。
初心者でも育てやすい「シソ」は、乾燥を嫌うので、水やりを忘れないことはもちろんですが土の表面をバークチップやワラなどで覆う「マルチング」をするといいですよ。液体の肥料「有機プラス100倍液肥」を1週間に1回のペースで与えると効果的です。草丈が50㎝以上に伸びたら、下の方の葉から順に収穫します。8月以降には、花穂が出てきます。穂を天ぷらにしてもいいですし、実を佃煮にしても楽しめ、あますところなく楽しめるのがシソのいいところです。
薬味として重宝な「アサツキ」は、ユリ科の球根植物で、一度植えてしまえば、2~3年は収穫できます。プランターに植え付けて、ベランダでも手軽に育てられます。育て方はシソと同じで、乾燥を嫌います。水やりを忘れずに行い、液体の肥料「有機プラス100倍液肥」を1週間に1回のペースで与えると効果的です。草丈が20㎝以上になったら、収穫出来ます。
「畑ワサビ」は、 沢ワサビと違って、プランターで育てて葉や茎を食べます。サラダや炒め物、漬け物にして、ワサビ独特のツンとした辛みを楽しんでください。強い日差しを嫌うので、西日が当たらない、半日陰になる場所が最適です。水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりです。沢ワサビとは違うので、常に土が湿った状態は逆効果です。春から夏にかけては、可憐な花も楽しめますよ。
来週は、母の日のプレゼントにもおススメの「アジサイ」です。人気の品種や花を長く楽しむコツなどをご紹介します。お楽しみに。