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週刊ラジオトーク
2015.06.10

ツンベルギア

今回ご紹介するのは「ツンベルギア」です。「ツンべルギア」という聞きなれない名前は、スウェーデンの植物学者ツンデリーに由来しています。一定の気温があれば、季節に関係無く開花するので、沖縄では、庭木や公園などによく使われるようですが、寒さに弱いので、沖縄以外では、初夏から秋までが花のシーズンになります。暑さには強く、つる性の品種は夏にぐんぐんとつるを伸ばして、次々に花を咲かせますから、緑のカーテンに最適です。朝顔やゴーヤのような定番ではなく、ちょっと変わった緑のカーテンを作りたい人には、特におススメです。

 

花は筒状で先端が大きく開いたラッパ型です。3~4㎝ほどの黄色やオレンジ、白色の花を咲かせるアラタ種と、8~9㎝の大輪の薄紫色の花を咲かせるグランディフロラ種が主流です。グランディフロラ種は、つるが最大10メートルも伸びます。もう一つ、エレクタ種という品種もあります。こちらは濃い紫色の花がステキですが、1~2mの低木ですので緑のカーテンには不向きです。

 

お店では、葉の色艶が良く、がっしりとした苗を選び、日当たりの良い場所で育てましょう。冬場は3℃以下になると弱ってしまうので、翌年も花を咲かせるには、寒風の当たらない軒下や室内へ移動できる鉢植えが安心です。カーテンにするなら、野菜用の深型のプランターにたっぷりの土で育てましょう。底にはゴロ石の「鉢底石」をいれて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。株と株の間は25~30㎝ほど離しておきます。つるが伸び出したら、つるの先端を摘み取る「摘芯(てきしん)」をして、脇芽を伸ばし、まんべんなくネットに誘引します。水切れさせないように、夏場は特に、朝夕たっぷりの水やりが必要です。時々葉にもたっぷり水をかけて下さい。

 

肥料は、1ヶ月に1回くらいのペースで、ゆっくり長く効く緩効性の化成肥料「IBのチカラ」を与え続けると効果的です。初心者にも育てやすいので花いっぱいの緑のカーテンになりますよ。

 

来週は、清楚な白い花「クチナシ」をご紹介します。お楽しみに。


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