今回ご紹介するのは、今が植え時の「ジキタリス」です。花が咲くのは春なのですが、寒さにあてると、たくさんの花を咲かせることかできるので、この時期、店頭に苗が並びます。
「ジキタリス」は、真っ直ぐに伸びた30～50㎝の花の穂に、たくさんのベル状の花を下向きに咲かせます。花色は、白、クリーム色、ピンク、アプリコット、紫、チョコレートなど様々で、草丈は小さいもので50㎝、大きいものなら150㎝ほどになります。
人気の品種は、淡いパステルカラーが愛らしい「アプリコット」。草丈100㎝以上になる純白の花姿が清楚な「スノー・シンブル」草丈50㎝ほどでピンクの花にシルバーリーフが美しい「デュービア」。草丈60㎝ほどで、ほっそりとした花穂にチョコレート色の花がつく「ミルク・チョコレート」などです。
お店で苗を選ぶ時は、下の方の葉が黄色くなっていない、葉の色艶の良い元気な苗を選びましょう。寒さを迎えるまでに、できるだけ根を張らせておきたいので、購入後は直ぐ植え付けて下さい。今植え付けて、根をはらせ、しっかり寒さにあてましょう。
寒さにはとても強いのですが、夏の暑さには弱いので、夏場に直射日光のあたらない風通しの良い場所に植え付けて下さい。鉢植えで楽しむ時は、直径20センチ以上の鉢を用意して、底にゴロ石「鉢底石」を入れて水はけを良くしましょう。土は栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」がお薦めです。品種によって、根の張り方も違います。鉢底の穴から根が見えたら、徐々に鉢を大きくしていくと、しっかり育ち、たくさんの花が楽しめるようになります。
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり与えますが、真冬は生長もにぶくなるので、水やりの回数は少なくします。土が湿った状態が続くと、腐ってしまうので、注意しましょう。春、5月頃には元気な花穂が伸び出して、たくさんの花を付けてくれますよ。
来週は、清楚な雰囲気の花「スノ―フレーク」をご紹介します。お楽しみに。
