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週刊ラジオトーク
2015.12.02

山椒

今回は、「山椒」です。おもてなしの機会も増えるこの時期、お料理にちょっと葉を添えるだけで、料理が引き立ちますね。日本や朝鮮半島原産のミカン科の落葉低木で、「Japanese Pepper」とも呼ばれています。今が植えつけに良い時期です。新芽も実も葉も使える『山椒』が1本庭にあると重宝しますよ。

 

春の新芽は、すり鉢で味噌とあえて木の芽みそに。4月下旬には花を楽しみ、7月頃の青い実は、佃煮にして保存。9月頃の熟した実は、種がはじけてから皮の部分だけを採り、ミルなどで粉にして調味料にしましょう。また、葉はいつでも料理の彩りや爽やかな香りづけに使えます。春から秋まで、少しずつ収穫を楽しめますよ。

 

ただし、実を収穫したい場合は、苗を購入する時に注意が必要です。「山椒」は、オスの木と、メスの木があって、実を収穫できるのはメスの木だけですが、見た目では判断ができません。

 

花の形には違いあり、花の付け根が膨らむのがメスの木ですので見分けがつくようになりますが、小さな苗で売られている場合は、花が咲くまでは、どちらかわからず、運試しになってしまうことを覚悟しなければなりません。確実にメスの木を育てたい場合は、50~60㎝に育った大苗で、「メスの木」とか「実が付く」と書かれているものを選びましょう。大苗はメスの木を接ぎ木したものが多いので、翌年から実を収穫できる可能性が高くなります。株もとや接ぎ木部分がぐらついていない、しっかりした苗を選びましょう。

 

「山椒」は、日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。生長すると、トゲが出てくるので、人通りの多い場所は避けたほうが良さそうです。地植えにする場合は、深めに穴を掘って、「果樹花木のたい肥」を土に混ぜておきます。

 

鉢植えにするなら、底にゴロ石「鉢底石」を入れて水はけを良くし栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。乾燥には弱いので、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。肥料は、2月に有機質たっぷりの「果樹・花木の肥料」を与えて下さい。

 

来週は、植物の寒さ対策「ふかふか堆肥でマルチング」です。お楽しみに。


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