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週刊ラジオトーク
2014.04.09

アストランティア

今回は、これから初夏にかけて優しい雰囲気の花をたくさん咲かせる「アストランティア」をご紹介します。ヨーロッパが原産地で、日本でも、ナチュラルな雰囲気のお庭に向くということで、人気が高まっています。

 

セリ科の宿根草で、草丈は40~60㎝ですが、80㎝ほどの大株に育つ品種もあります。花色は、白やピンク、赤紫色などで、1本の長い茎の先に、数個ずつ花をつけます。花の直径は、2~3㎝で、中心に小花がたくさん集まり、半球形に盛り上がったように咲きます。ギリシャ語で「星」を意味する「アスター」が語源とされるように、無数の星が輝いているようなかわいらしさがありますよ。

 

純白の「スノースター」は、名前の通り、星をちりばめたようです。「ベニス」は、小さい赤紫色の花を株いっぱいに咲かせてくれます。咲き始めは白色、徐々に濃いピンク色に変化する「フローレンス」も人気です。

 

お店で花付き苗を見つけたら、黄色くなっている葉が無いか確認しましょう。蕾のついていない小さい苗は、開花までにもう1年かかることがあるので、今年花を楽しみたい場合は、蕾付きを選びましょう。

 

涼しい気候を好む植物なので、夏の暑さが苦手で、特に、夏場に直射日光や西日などの強い日差しが当たると枯れてしまいます。庭に植え付ける場合は、木陰や朝のうちだけ日が当たる涼しい半日陰がいいでしょう。鉢植えなら、底にゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて、水はけを良くしましょう。栄養たっぷりで、排水性も良い「花ちゃん培養土」に植え付けます。根はあまり崩さず、優しく扱いましょう。

 

土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。常に土が湿った状態は苦手ですが、夏場は乾燥にもとても弱くなります。極端な乾燥を防ぐために、土の表面をバークチップなどでマルチングしておくと安心です。夏越しが上手くいけば、1年で2~3倍に増え、見ごたえのある株に育ちますよ。

 

次回は、プランターでも手軽に楽しめる『つるなしインゲン』をご紹介します。


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