今回は、夏が大好きで、炎天下でも元気に花を咲かせる「ポーチュラカ」のご紹介です。多肉質の丸い葉に水分を溜めこむので、乾燥に強く、2～3日の旅行で水やりが出来なくても大丈夫！夏にお出掛けの多いお宅でも安心です。
地面を這うように20㎝ほど伸び、茎の先端に十数個の蕾をつけて1つずつ開花します。花色は、赤、オレンジ、黄色、ピンク、白やバイカラ―などがあり、花の大きさは2～3㎝ですが、5～7㎝になる大輪の品種もあります。
朝開花して、昼ごろに終わる一日花ですが、最近は夕方まで咲き続ける品種が主流になり、楽しみが広がっています。人気の品種は、生育旺盛で夕方まで咲き続ける「サンちゅらか」。5～7cmの大輪花の「サマージョイ」は、涼しいと夜まで咲き続けます。八重咲きの「サマーベビー」や、バイカラーの「フェリーチェ」は、トロピカルな雰囲気で華やかです。斑入り葉の「ソング」は比較的寒さに強く、晩秋まで楽しめます。
お店で苗を選ぶ時は、下のほうの葉までふっくらと色艶が良いものを選びましょう。一番大切なのは、日当たりの良い場所で育てることです。西日でも大丈夫です。日が遮られてしまうような場所では、元気に育ちません。鉢植えにする場合は、土がジメジメするのを嫌うので、水はけを良くするために、底にゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて、水はけの良い「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。水やりは、土の表面がしっかり乾くのを待って、たっぷりです。葉に水を溜めるので、こまめに与えなくても大丈夫。しおれても、水を与えるとすぐに復活します。
来週は、蝶が集まる花「ブッドレア」をご紹介します。お楽しみに。
