緑のカーテンで、ゴーヤやへちまなどを育てたプランターが、空いていませんか?来年まで何も植えないのはもったいないですから、冬の寒さに比較的強いミニ根菜類を育てて、収穫を楽しみませんか?今回は、プランターを使って育てる「ミニ根菜づくり」のご紹介です。
最近は、プランター向きのコンパクトな品種がたくさん登場していますし、直接、プランターに種を蒔いて育てられるので、初心者でも手軽に野菜づくりが楽しめますよ。たとえば、ミニダイコンの「おむすびッシュ」という品種や、葉ダイコンの「ハットリくん」、ラディッシュの「紅白」、小さなかぶ「時無しこかぶ」もプランターで手軽に育てられます。
ラディッシュなら1ヶ月ほどで収穫できますし、小カブで1ヶ月半~2ヶ月、ミニダイコンでも3~4か月あれば収穫できます。ニンジンも「ベビーキャロット」や「ピッコロ」などのミニサイズなら、早いものは3か月で収穫できます。
先ずは、土を蘇らせましょう。夏に緑のカーテンを育てた土は、固くなっていたり、栄養不足になっています。一度、プランターから、シートの上などに土を広げ、大きな根やゴミなどをきれいに取り除きます。そこに、「ふかふかに蘇る古い土のリサイクル材」を混ぜ込みます。リサイクル材なら、複数の有機素材で栄養も速やかに補給され、ふかふかの土に蘇りますから、土に混ぜた後すぐに植え付けが可能です。
プランターの底に「鉢底石」を入れて水はけを良くし、蘇らせた土を戻し入れます。一度、土の表面を軽く湿らせて、割りばしなどで、深さ1㎝ほどの溝を2列つくります。溝と溝の間は10~15㎝くらい空けておきます。その溝に、1㎝間隔で1粒ずつ種をまいて、土を軽くかぶせます。種まき後は、しっかり水を与えますが、勢いよく水をかけると、種が飛び出て流れてしまうので、ハス口(くち)ジョウロなどで優しくかけて下さい。発芽までは、土を乾かさないように注意します。
本葉が2~3枚になったら、葉が重なって日光不足にならないよう、最初の間引きを行います。1週間おきに3回ほど、葉が触れ合うくらいに間引きを繰り返します。間引きを始めた頃から、薄めた「有機プラス100倍液肥」を定期的に与えると効果的です。後は、収穫を待つだけです。
来週は、紅葉を自宅で楽しむ「イロハモミジ」をご紹介します。お楽しみに。