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週刊ラジオトーク
2018.01.13

芽出し球根

今回ご紹介するのは、少し芽が出た球根「芽出し球根」です。春に球根植物を楽しむためには、寒くなる前の秋に球根を土の中に埋めて育てなければならないんですが、秋に植えそびれた方、これから、春の花を育てたいと思っていらっしゃる方にお薦めなのが「芽出し球根」なんです。

 

チューリップ、ヒアシンス、フリージア、スイセン、スノードロップ、クロッカス、ムスカリなどいろいろありますが、春に花を咲かせる球根植物は、秋に植えて、寒さにしっかりあてることで花芽が育ち、春に開花するんです。

 

そこで最近は、ここまでを専門家がやってくれた状態でお店に並ぶ「芽出し球根」の苗が人気なんです。専門の農家で土に植え、人工的に温度処理をして花芽の生長を早め、球根から芽が出ている苗が、ビニールポットに植わった状態で、出荷されます。つまり、これを買って育てれば初心者でも確実に花が楽しめるんです。

 

今、出回っている「芽出し球根」の苗を購入すれば、通常よりも2~3週間早い、まだ寒い時期から咲き始めます。寒い時期に咲くので、花が長持ちしますし、寒さにあてる課程が既に終わっているので、室内で楽しめますよ。例えば、ヒアシンスの芽出し球根苗なら、購入して室内に置けば、3週間ほどで花が咲きますから冬に甘い香りを楽しむことも出来ます。お店で「芽出し球根苗」を選んだら、早めに植え付けましょう。ビニールポットの中で根がいっぱいになっているものが多いので、一回り大きな鉢に植え替えます。底にはゴロ石を入れて水はけを良くし、根を崩さないように注意しながら、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」をポットの土に足すようにして植え付けます。球根は全部埋めず、上の方3分の1くらいが出た状態にします。庭にいきなり植えて、雪や霜に当ててしまうよりも、鉢植えにして、軒下などで雪や霜を避けるか、室内で育てるのがおススメです。水やりは土の表面が乾いたら、たっぷり与えて下さい。

 

来週は、新しい品種が続々登場している「マーガレット」をご紹介します。


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