今回は、ユリに似た大輪の花を咲かせる「アマリリス」です。♪ソラソド ソラソ ララソラ ソファミレミド♪小学校の頃、リコーダーで演奏しませんでした?フランス民謡の「アマリリス」。まさに、この花を歌った曲なんです。すっと立ち上がる太い茎の先に、直径10~20㎝の大輪の花を咲かせる球根植物で、多くの種類は、春に植え付けると、5~6月に花を咲かせます。今、お店では、そのまま植え付けて、4月下旬頃から開花する「芽出し球根苗」が 出回っていると思います。球根から芽が少し出た状態でビニールポットに植わっていますので、水やりさえ気を付ければ、失敗することなく花を楽しめます。
では、人気品種をいくつかご紹介しましょう。10㎝ほどの真っ白な八重咲きの花「アラスカ」は、花嫁のドレスのような美しさです。赤い花びらに白い筋が入る「ベビースター」は、花は小さいですが、1本の茎に4~5輪の花をつけるので見応えがあります。大人の手のひらくらいの大輪の花を咲かせる「ニンフ」は、丸っこい白色の花びらにほんのり赤い筋が入る八重咲で、ひときわ豪華な印象です。ほっそりとした淡いグリーンの花を咲かせる「夢みたい」は、アマリリスの中でも繊細な印象で美しいと人気です。
お好みの「芽出し球根苗」を選んだら、ビニールポットがスッポリ入る大きさの鉢を用意し、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。根の間にもしっかりと土を入れ、最後に、たっぷり水を与えます。日光にもしっかりあてましょう。
土の表面がカラカラに乾くまでは、水やりはしません。乾燥に強いので、土が常に湿った状態では弱ってしまいます。葉が茂ってきたら、葉にも水をかけて、ほこりやハダニを防ぎます。咲き終わった花は摘み取って、お礼に液体の「有機プラス100倍液肥」などを与え、伸びる葉をしっかりと育てることで、来年も美しい花を楽しめますよ。
来週は、サラダにも人気のハーブ「ルッコラ」をご紹介します。