今回は、アブラナ科の一年草「ルッコラ」です。ゴマに似た香ばしい風味と、クレソンのようなピリッとした辛みのハーブですが、最近は、スーパーの野菜コーナーにも並んでいます。
生でそのままサラダにしたり、イタリア料理ではピザやパスタに使うことが多いようですが、お浸しやお味噌汁などの和食や、中華料理のスープにしてもよいそうですよ。原産地は地中海沿岸で、古代ギリシャ・ローマ時代から栽培されていました。
種から簡単に育てられますし、発芽しやすいので、少しずつ時期をずらして種まきすれば、ほぼ年中収穫を楽しめますので是非育ててみて下さい。
種まきに適した時期は、3~7月と、真夏は休んで、9~11月です。プランターを用意し、必ずゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養豊富な「花ちゃん培養土」を入れて、平らにならします。いったん水をかけて土を湿らせたら、割り箸を土に押し当てて、深さ5ミリほどの溝をつくり、種を一列にまきます。溝を2列つくる時は、溝と溝の間隔は10㎝くらい空けましょう。種が隠れる程度に土をかぶせて、水を優しくかけます。芽が出るまでは、土を乾かさないように注意して下さい。芽が出て、葉が触れ合うようになったら、間引きをして苗と苗の間隔 を空けるようにします。本葉4~5枚の時に、苗と苗の間隔が、5㎝ほどあくようにします。この頃から、薄めた液体肥料「有機プラス100倍液肥」などを定期的に与えると葉の生長も良くなります。
10㎝以上に生長したら、株と株の間をあけて風通しを良くするためにも、適宜外側の葉から収穫していきましょう。鮮度が落ちやすいので、収穫するのは使う分だけにしましょう。そして、20~25㎝になったら、株ごと収穫します。季節にもよりますが、大体、種まきから40日ほどで収穫できますよ。
来週は、香りが魅力のハーブ「ラベンダー」をご紹介します。