母の日のプレゼントに、鉢花を送る人も多いですよね。
最近は、バラやアジサイ、そして、今回ご紹介する、「クレマチス」も母の日のプレゼントとして人気があるんですよ。「クレマチス」は、旺盛に伸びたつるに、大輪の花を咲かせる姿が美しく、つる性植物の女王と言われています。
中には、小ぶりな花を咲かせる物やベル型、星形もありますし、色も紫や白をよく見かけますが、ピンクや黄色もありますよ。
お勧めは、クレマチスの代名詞にもなっている「H.F.ヤング」。一重の優しい紫色の花が、お母さんの雰囲気にピッタリと人気です。八重咲きの白色の花「ダッチェス・オブ・エディンバラ」は、ふんわりと可愛らしいお花です。白い花びらの中央が緑から紫に変化し、だんだん盛り上がるように咲き進む「フロリダ・ビエネッタ」という品種もあります。ピンクの花びらに濃いピンク色の筋が入る「ドクター・ラッペル」は 、明るく華やかな印象です。ご紹介した物は、四季咲きと言って、秋まで数回開花してくれます。
「クレマチス」の中には、一季咲き(いっきざき)と言って、春の今咲くだけの品種もあるので、ラベルをチェックして下さい。葉の色艶が良く、蕾がしっかりついている物を選びましょう。
日当たりの良い場所に置いて、水やりは土の表面が乾いたら、たっぷり与えます。花を楽しんだら、夏前に切り戻しと植え替えをするのがお勧めです。つるをほどいて、それぞれのつるを半分くらいに切り戻します。切る時は、葉の付け根にある節(ふし)と節の真ん中で。そして、一回り大きな、深さのある鉢に植え替えましょう。この時、根には触らないようにして下さい。支柱や行燈を立てて、新しいつるを巻きつけるように誘引しておけば、秋にもたくさんの花を咲かせてくれますよ。
来週は、「バラ」です。今年のおススメの品種やお世話のポイントをご紹介します。