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週刊ラジオトーク
2018.06.02

病害虫の予防と対策

今日から6月、間もなく雨の季節の到来です。気温があがって蒸し蒸しする梅雨の時期、植物を育てている方には、特に気を付けて頂きたいことがあります。というわけで、今回は、「病害虫の予防と対策」です。まず、病害虫の予防は、風通しを良くすることが大切です。枯れた枝葉は切り取り、込み合っている部分は、枝をすいたり、切り戻したりして、内部までしっかり、日光も風も届くようにします。

 

鉢も間隔をあけて置くようにし、直接地面に置くよりは、底にレンガやポットフットなどをかませて、鉢底も風が通る隙間を作りましょう。地面に落ちている枯れ葉や雑草は、害虫のすみかになるので、きれいに取り除きます。また、弱っている時に、肥料で元気づけようとするのは逆効果です。肥料をやり過ぎないように注意しましょう。

 

この時期に多い病気の一つが、うどん粉(こ)病です。小麦粉をふりかけたように、葉や新しい枝が白いカビに覆われます。ひどくなると、葉が変形したり、新芽が生長しなくなります。風で飛び散って伝染するので、見つけたら、早めに切り取りましょう。

 

次に多いのは、バラなどによく発生する黒星(くろぼし)病です。葉に黒褐色の斑点ができて、酷くなると、葉が次々と黄色くなって落ちていまいます。雨の泥はねなどで、葉裏に病原菌がついて増えていくので、土の表面をバークチップなどで覆うマルチングをしておきましょう。

 

害虫で多いのは、アブラムシやナメクジです。アブラムシは、数日で蕾や葉を覆いつくしてしまいますから、見つけ次第、取り除きましょう。ナメクジは、夜行性なので、昼間は鉢底などに潜んでいて、夜の間に柔らかい葉や花びらを食べてしまいます。被害がひどくなってしまった場合は、ほとんどの病害虫に専用の薬剤があります。説明をきちんと読んで、適用植物、用法、用量をしっかり守って使いましょう。何より早期発見が大切です。雨の合間に、植物達をチェックするように心掛けて下さいね。

 

来週は、梅雨の時期に涼しげな色の花を咲かせる「アガパンサス」をご紹介します。


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