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週刊ラジオトーク
2013.07.31

ジュズサンゴ

今回は、珊瑚のような赤い実が数珠のように連なってつく「数珠珊瑚(ジュズサンゴ)」です。花は6月頃から咲き始め、7月に5㎜ほどの小さな実がつき始めます。最近は、赤の他、白やピンク、黄色の実も登場してカラフルです。今頃は、実が色づいていると思いますが、実がなっても、花は10月頃まで次々と咲き続けるので、花と実の両方を長く楽しむことができます。

 

ヤマゴボウの仲間で、一見、和風のイメージがある植物ですが、自生地はフロリダやアリゾナ、南米です。湿度の高い熱帯地方の植物なので、日本の暑さには強く、真夏でも花と実が楽しめます。草丈は、60cm~1m以上になることもあります。

 

お店では、花付き実付きの苗が並びます。葉の色艶がよく、花も実もたくさんついているものを選びましょう。

 

日陰だと花付きが悪くなりますので、日当たりの良い場所で育てましょう。暑さには強いのですが、真夏の直射日光にあたると葉焼けを起こし、葉の色が茶色っぽくなってしまいます。夏場は、午前中だけ日が当たる場所や、木陰などの半日陰になる場所が理想です。寒さには弱いですから、霜に当たると地上部が枯れますが、根が生きていれば、春に新芽が出てきますし、秋の終わりにこぼれた種からも芽が出ることがよくあります。ただ、雪の多い地域では、そのまま枯れてまうこともあるので、鉢植えにして、寒風や雪の当たらない場所へ移動できるほうが安心です。

 

植え付ける時は、酸性の土を好むので、土に酸性資材のピートモスを混ぜておくと生長がよくなります。鉢植えの場合は、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」にピートモスを2~3割混ぜて使います。

 

乾燥に弱いので、この時期は、特に土の乾燥に注意して水やりを欠かさないようにして下さい。あとは、放っておいても、夏も花と実をつけ、秋まで次々と楽しめるお得感たっぷりの植物です。

 
次回は、『バラの夏越し』。バラが夏を元気に乗り切るためのお世話のポイントをご紹介します。


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