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週刊ラジオトーク
2013.10.30

フォックスフェイス

今回ご紹介するのは、「フォックスフェイス」です。黄色いつやのある実が、狐の顔の形に似ていることからこの名前がつきました。ハロウィンなど、秋のフラワーアレンジや生け花によく使われますので、見かけたことがある人も多いと思います。

 

和名は「ツノナス」。1m以上になるナス科の植物で、ナスに似た紫色の花を咲かせ、秋10~11月、ちょうどこの時期に13~15㎝程度の実が黄色く色づきます。食べられそうに見えますが、毒性があるので、食べてはいけません。

 

切り花では有名ですが、園芸店に苗が並ぶことはほとんど無く、春蒔き一年草として、種が並びます。
ところが、春3月下旬~4月に種を蒔いて育てても、生長具合によって実をつけるので、秋に間に合わないことがあります。そこで、冬も室内で暖かく管理できるようであれば、秋から種蒔きを行うのもおススメです。

 

鑑賞した実から種をとって育てることもできますが、実に毒性があるので、ビニール手袋をはめて作業をする方が安心です。実を割ると、中から種の塊が出てきます。水洗いして、一晩水につけてから、土に蒔きます。市販の種は、種袋の裏の蒔き方をチェックして下さい。

 

大きく生長するので、ビニールポットや小さな鉢を用意して、2~3粒ずつ種をまきます。土は「花ちゃん培養土」を使い、種の上に土が5㎜ほどかぶるように埋め、水をたっぷりと与えて、乾燥させないようにします。発芽して本葉が出たら、1鉢に1本になるように他の苗は抜き取ります。冬の寒さは苦手なので、日中は暖かい室内の日当たりの良い場所で育てます。窓際は夜間冷え込むので、注意しましょう。ビニールで覆ったり、夜間は段ボールに入れて毛布をかぶせるなど、しておけば安心です。

 

春、霜の心配がなくなり、暖かくなったら、戸外に出してたっぷりと日光に当てましょう。リン酸成分が高い液体の「有機プラス100倍液肥」を定期的に与えると効果的です。実が出来たら、実の全体にによく日が当たるようにすると色づきますよ。

 

次回は、11月が苗の植え付けに最適な『ソラマメ』です。


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