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週刊ラジオトーク
2017.11.18

スナップエンドウ

今回は、家庭菜園でも人気の野菜「スナップエンドウ」です。「スナップエンドウ」は、サヤごと食べられる甘みの濃いエンドウマメですが、サヤの歯ごたえの良さから、ポキンと折れる、パチンと音を立てるという意味から「スナップ」の名がついたそうです。少し前は「スナックエンドウ」とも言われましたよね。ですが、1983年に農林水産省より「スナップエンドウ」に統一されましたので、「スナップエンドウ」と覚えておいて下さいね。

 

「スナップエンドウ」は、ツル性の植物ですが、「つるあり」という品種と「つるなし」という品種があります。「つるあり」を選ぶと、2メートル近く伸びます。「つるなし」だと1メートル以内です。つるが長いほどたくさん収穫できますが、ベランダのように育てる場所が限られている場合は、「つるなし」がおススメです。

 

今がちょうど、苗の植え付け時期です。お店で苗を選ぶ時は、8センチくらいに育っている、葉の色艶の良いものを選びましょう。8センチというのがポイントで、小さすぎても大きすぎても、冬の寒さで弱りやすいので注意して下さい。

 

お庭や畑で地植えにして育てる場合は、しっかりと土壌改良をして下さい。先週お話ししたように、連作障害の出やすい野菜です。根が深く広く成長しますから、プランターで育てる場合は、野菜用の深さのあるものを用意して、底にゴロ石を入れ、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。根を傷つけると弱りやすいので、根を崩さず、優しく植え付けます。苗と苗の間隔は15センチくらい空け、支柱を立てたり、ネットを張って、つるが誘引できるようにします。

 

土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをしましょう。冬を越し、春になると、スイートピーに似た白い花が咲き始めます。この時期に、「有機プラス100倍液肥」などの液体肥料を、薄めた

ものを、2週間に1回ペースで、水やりがわりに、収穫が終わるまで与え続けます。開花から2~3週間後、5月頃から収穫できるようになります。実がふっくらと生長して、豆の粒が目立たない緑が鮮やかなうちに収穫します。さやが大きくなり過ぎて白っぽくなると、風味が落ちてパサパサしてしまいます。遅れないように収穫しましょう。6月まで十分収穫を楽しむことが出来ますよ。

 

来週は、冬に欠かせない花「シクラメン」です。


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