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週刊ラジオトーク
2017.07.26

スイレン

今回は、モネの絵でも知られる「スイレン」です。家庭で育てるのは難しそう…というイメージがありますが、苗を植え付ける鉢と、その鉢を沈めて水をためる器の2つを用意すれば、ベランダでも簡単に育てられます。水面に葉と花を出す姿は涼しげで、香りがあるものも多いので、夏の間中、身近に置いて花や香りを楽しむことが出来ますよ。

 

スイレンは「熱帯性」と「耐寒性(温帯性とも言います)」の2つのグループに分けられます。「熱帯性スイレン」は、寒さに弱いですが、暑さにはとても強く、10月頃まで開花します。「耐寒性スイレン」は、寒さに比較的強くて戸外で越冬しますが、夏は少し花数が減り、9月頃までしか開花しません。また、熱帯性は水面から茎を伸ばして咲き、耐寒性は水面に浮くように咲きます。

 

「スイレン」の花色は、白、黄色、赤、ピンク、紫色などですが、「熱帯性」には青色もあり、香りが強いものも多いです。「熱帯性」は、直径15~20㎝くらいの鉢に植え付けてから、水を貯めた器に沈めます。小さい鉢でもよく開花するので、狭いベランダに向いています。窓辺で育てられるようなミニ品種も登場しています。「耐寒性」は、地中の茎が横に伸びるので、直径21㎝以上の大き目の鉢が必要になります。必然的に沈める器も大きくなります。お店で苗を選ぶ時は、葉の色艶が良く、新しい蕾が2つ以上確認できるものを選びましょう。

 

「スイレン」を鉢に植え付ける時は、専用の粒状の土「水生植物の土」を使います。根を崩さないように、また、葉の付け根が土に埋まらないように注意しながら植え付け、その鉢を、水を貯めた器に静かに沈めて下さい。成長点から水面までが10~15㎝になるように、水の深さを調整します。水は常に深さ10㎝以上を保つようにし、水が濁ったら、入れ替えます。

 

半日以上直射日光にあたる場所に置いて、咲き終わった花や古い葉は小まめに切り取りましょう。専用の肥料「水生植物の肥料」を月1回ペースで与えると効果的です。

 

来週は、南国の花の定番「ハイビスカス」をご紹介します。


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