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ホーム花ごころメディア週刊ラジオトークアーカイブ2017年夏の暑さ対策~マルチング~
週刊ラジオトーク
2017.07.05

夏の暑さ対策~マルチング~

今年の夏も猛暑の予報が出ています。水やりをしてもすぐに乾いてしまうような暑い夏は、植物にとっても苛酷な季節。今回は、『夏の暑さ対策』のお話です。

 

涼しい時期なら、水やりを忘れても、後で水を与えれば回復しますが、近年の猛暑では、1回の水不足が命とりになることもあります。また、慌てて日中の暑いうちに水を与えてしまうと、葉焼けや根焼けを起こして逆効果になってしまうこともあります。水やりはできるだけ、朝の涼しい時間帯に行いましょう。また、涼しくなる夕方には植物の周りに打ち水をするような感覚で、水をまくのも効果的です。

 

そして、今回特にご紹介したいのが、土を覆う「マルチング」です。マルチング資材には、木の皮から作られるバークチップや腐葉土(ふようど)、たい肥などがあります。土の表面に直接日光が当たらないので、乾燥を防ぐだけでなく温度の上昇も抑えてくれるので、暑さによる根への負担も小さくなります。それに、雑草も生えにくくなるので害虫予防にもなるんです。

 

マルチングは、根が浅く張る植物にお勧めです。地中の深い所には湿った土の層がありますから、根が深く張る街路樹などは、雨水だけでも水不足になりにくいのですが、庭で育てる植物には、地表の浅いところにしか根を張らない植物が多いのです。また、根が繊細な植物は、少しの乾燥でも弱ってしまいます。マルチングで、乾燥から守り、根の負担を軽くしてあげましょう。

 

特に、バラを育てている方は、是非、マルチングをしてみて下さい。四季咲き性のバラは、夏も蕾をつけることがありますが、猛暑は根に負担がかかり、葉が黄色くなったり、秋の花が少なくなってしまうこともあります。夏前に剪定して、肥料を与えたら、夏の間は一休みさせるほうが、夏バテしないで健康的に秋を迎えられます。

 

バラ専用のたい肥「特選有機バラのたい肥」などでマルチングをしておくと、バラの根を守るだけでなく、たい肥の土壌改良効果で、土のチカラも回復させてくれます。今年は、夏の暑さ対策に、マルチングを始めてみませんか?

 

来週は、スパイシーなハーブ「カレ―リーフ」をご紹介します。


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