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週刊ラジオトーク
2012.10.19

イキシア

今回は、秋植えの球根植物「イキシア」です。春、4月頃から針金のように細くしなやかな茎の先に、スイセンに似た花を稲穂のようにびっしりと咲かせます。その姿から「槍(やり)ズイセン」とも呼ばれています。

「イキシア」の花色は、白、ピンク、赤、黄色、オレンジ、紫、それに複数の色が混ざったものもありますが、中でも人気なのが、「ヴィリディフローラ」で す。花の中心が黒に近い紫色で、花びらが珍しいひすい色。花に香りもあって、美しくも不思議な雰囲気があります。また、香りの強いタイプの「マキュラータ オレンジ」も人気です。花の中心は黒に近い紫色、花びらが濃いオレンジ色です。

植え付けの時期は10月中旬以降、涼しくなってからがベストですから、そろそろ植え付け始めましょう。植え付ける場所ですが、一般に、秋植え球根は、寒さ にあたることで美しい花を咲かせると言われますが、南アフリカ原産の「イキシア」は霜にあたると弱ってしまうこともあります。日当たりが良く、寒風の当た らない暖かい場所であれば地植えでも大丈夫ですが、移動できる鉢植えの方が安心です。

古い土や連作を嫌うので、新しい土を用意してください。肥料が少ないほうがよく花を咲かせるので、元肥入りの「花ちゃん培養土」を使えば、追肥も要りません。鉢底には「鉢底石」を必ず入れてください。

上下を間違えないように、球根の上に土が3㎝ほどかぶるように植え付けます。葉も茎も細く、全体がほっそりした草姿なので、球根と球根の間は広くても5㎝くらい、あまり間をあけず、密集させたほうが豪華に見えます。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり。葉が伸びだしてから開花までは、乾燥させないように注意しましょう。冬の寒さに注意すれば、水やりを気にするぐらいで、分球してよく増えますし、初心者におすすめの球根植物です。

来週は、「アスパラガス」についてお送りします。


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