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旬の園芸レッスン
2013.10.02

こんなひと工夫で あなたも「袋・名人」?!

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育て方はコンテナ栽培とほぼ同じですが、袋栽培ならではの困りごともあるようです。ここでは、そんな問題点を解消していきましょう

POINT1 日が経つにつれ、水の抜け具合が悪くなった

水やりをした時に、袋の中に水がいつまでも留まらず、底の穴からスーッと抜け出る感じがベストです。最初は水はけが良くても、育てていくうちに、根が回ったり、土が詰まって水はけが悪くなることがあります。そうなってきたら、水やりを控えるのではなく、穴を大きくしたり、穴の数を増やしたりして調整しましょう。また、スノコなどを敷くのもオススメです。スノコで袋の底面と地面の間隔を少し開けることで、水はけも良くなり、真夏は地熱が伝わりにくくなって、袋の中が蒸れるのを防げます。

POINT2 不安定な袋の口から、土が流れ出てしまう

袋の口を何回か折り返せば、ある程度は安定しますが、袋をヨコに使う場合や仰向けにして使う場合は、折り返す部分が幅広いので、安定せず土が漏れ出てしまうことも。そんな時はイラストのようにUピンなどのヘアピンを使って折り返し部分を固定させましょう。

POINT3 支柱がグラグラ…うまく立てられない

トマトなど草丈が高くなる野菜や小玉スイカなどのつる性の野菜には支柱が必要です。プランターなどに比べ、容器自体の安定性が低い袋栽培では、支柱がグラグラしてうまく立てられないことがあります。そんな時は、針金を袋にグルグルと巻き付け、支柱も同じ針金で固定してしまうとイイですよ。また、移動する予定がないなら、袋の底を支柱で突き刺してしまえば、支柱も袋も安定します。

POINT4 一度栽培したら、袋と土はもう使えない?

コンテナ栽培と同じように、土は何度も使えます。培養土の袋も破れていなければ繰り返し使えます。但し、土を再利用する場合は、再生してから使いましょう。最も簡単なのは、まずゴミや根をできるだけ取り除き、リサイクル材(『ふっかふかによみがえる古い土のリサイクル材』など)を混ぜる方法です。さらに、真夏ならばリサイクル材を混ぜる前に、袋の中の土を湿らせてから袋の口を縛り、コンクリートの上に置き直射日光に当てておきます。熱湯消毒の代わりになり、より安心です。但し、2回目以降は元肥が必要です。連作障害にも注意しましょう。

 

 

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編集後記

現在、会社のベランダや研究室では、袋栽培でいろんな種類の野菜を育てています。大きくなるトマトやキュウリは、薄い袋一枚ではちょっと心もとない?—-いえいえ予想以上に立派に茂り、実もしっかり付きますし、ジャガイモは袋を切って開けてみるとゴロゴロ出てきました♪ 袋の口からワサワサ伸びるゴーヤのカーテンもなかなか見事です。今号のタイトル「思い立ったが野菜日和」の言葉そのままに、培養土と苗を買ってくれば、その日から始めらるお手軽さなのに、できる野菜は本格的!野菜にチャレンジしたいけど、最初からいろいろ揃えるのは不安、という方にこそおすすめです!(菅原)

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