花ごころガーデンデザイン部ではお庭を
「土から作る」
と銘打って、新しく住まわれるお宅の植栽を行う時は必ず土壌改良を行っています。
今回は何時も行っている土壌改良の方法をちょこっと紹介します。
とある街中のお宅の植栽工事です。
地面が強烈に締め固まり掘るのも大変。
こんな現場は珍しくありませんが、流石にここまで硬くては樹木は愚か、草花だって育ちません
(育つのは雑草くらい堅強な植物だけでしょう)。
苦労して掘ってみても、砂利やコンクリートガラがワンサカ出て来ます。
しかし、ここまでの現場は珍しいです。
土よりも砂利やコンクリートガラの方が多い・・・
元の土地の利用のされ方にもよりますが、建物を建てられるときにはせめてお庭や玄関先の土にも気を遣って工事をして欲しいものです。
さて、木が植えられる深さ(この時は約50㎝)まで土をほぐし、出てきた砂利やコンクリートガラは除去して
この時は花ごころの「花ちゃん培養土」に土壌改良材の「AQコンポ」、
通常植栽工事によく使う「バーク堆肥」。
花ごころの土づくりには最低でもこの3種類を、元の土に混ぜてあげます。
混入する土の量にも依るのですが、通常はもと有った土5に対し、
花ちゃん:3、堆肥:1、AQコンポ:1の割合で混ぜています。
よく「良い土程黒い」「森の土は黒い」と言いますが、ここまで混ぜてあげると、
まさに「黒くてふかふか」の土が出来上がります。
まぁ、ぶっちゃけ花ちゃん培養土だけでもいいのですが、ここまで数種類の資材を混ぜて土づくりをするのは、私たちが食べている肉も野菜も、全ての根源は土から成り立っている事。
健康な土壌が、健康な生活には欠かせない事、植物がある事で生活に潤いをもたらし、
癒しを感じて欲しい。
この事から「土はすべての力」と言う事をお客様に伝えたいからです。
例えこんなに小さな場所でも、緑が少しあるだけで家も街並にも潤いを与えてくれるものなのです。
GDスタッフ:Y
関連コンテンツ
こんにちは♪ 本日、個人のお客様宅で植栽工事に使用する植物が届きましたッ!! ハーブの種類のひとつその名も『タイム』です。 スーパーで調味料として、乾燥したタイ …続きを見る
今回は、秋の七草の一つですが、秋の七草は、萩(はぎ)・尾花(すすき)・葛(くず)・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・桔梗の七つです。今回は、その中の「ナデシコ」 …続きを見る
今回は、9月が植え時の「ニンニク」です。「ニンニク」は、疲労回復効果が期待できるスタミナ野菜として知られていますが、育て方はとても簡単で、チューリップの球根のよ …続きを見る
今回は、この時期に行っていただきたい「バラのお手入れ」の仕方をご紹介します。猛暑続きの今年の夏は、植物にとっても過酷な環境。この暑さに耐えかねて、葉を落としてし …続きを見る
今回は、料理にもよく使われるハーブ「タイム」です。爽やかな香りとほろ苦い味のタイムは、魚や肉料理、お茶やお菓子などの風味づけに利用されますが、お庭でもカラーリー …続きを見る