今回は、南国ムードたっぷりの「ハイビスカス」です。
「ハイビスカス」の花は、朝開き夕方にはしおれる一日花ですが、次々に咲き続けます。しかも、一つの花が直径8~15㎝と大きく華やかですから、一鉢でも見応え十分です。花色は、赤、白、ピンク、黄色、オレンジなどがあります。冬の寒さが苦手で、冬に葉を落としてしまいますが、寒さが訪れるギリギリまで、東海地方でも太平洋側の暖かい地域なら、11月頃まで咲き続けますよ。
主な品種をご紹介しましょう。ひとつの花が3~4日咲き続ける「ニューロングライフ」シリーズ。「アジアの風」シリーズは、非常に暑さに強く、大きな花が、数日咲き続け、12月いっぱいまで次々に開花します。2段咲きのユニークな形の「フラミンゴ」は、踊り子が踊っているような姿が美しく、人気があります。垂れ下がるように咲く八重咲きの「ハワイアンフラッグ」は、赤に白の斑が入る個性的な品種です。
お店では、葉の色艶がよく、ガッシリとよく茂っているものを選びましょう。冬の寒さに弱く、地植えで冬を越すのは難しいですから、冬場に移動できる鉢植えで楽しむほうが安心です。お店の鉢植えは、鉢の中で根が詰まっていることが多いですから、一回り大きい鉢へ移し換えて、秋までしっかり花を楽しみましょう。底にゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて、土は「花ちゃん培養土」で。根は崩さず、そのままそっと植え付けます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷり、できるだけ涼しい時間帯に与えます。夏の花「ハイビスカス」も、さすがに35℃を越える猛暑日が続くと、花が咲かなくなったり、葉が黄色くなってしまうこともあるんです。そんな時は、風通しの良い木陰などへ移動させて下さいね。
来週は、観葉植物としても人気の食虫植物「ウツボカズラ」をご紹介します。