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週刊ラジオトーク
2018.09.08

バラのお手入れ

今回は、この時期に行っていただきたい「バラのお手入れ」の仕方をご紹介します。

 

猛暑続きの今年の夏は、植物にとっても過酷な環境。この暑さに耐えかねて、葉を落としてしまったバラも多いようなんです。葉は、栄養を作るソーラーパネルの役割があるので、葉の数がポイント。春に比べて、半分以上葉が残っているバラは、元気な証拠です。でも、残っている葉の数が、全体の3分の1~4分の1になり、下の方の葉が落ちてしまっている株は、夏バテ気味のバラです。

 

この時期は、秋の開花に向けて、剪定を行うと、芽吹きが活発になり、枝ごとの栄養バランスが均等になります。葉が多く残っている元気なバラは、全体の高さの3分の1くらいを剪定すると、全体がブーケのようにまとまってゴージャスに咲かせることができます。弱っていて、葉が少ないバラは、枝の先端を軽く切りそろえる程度に剪定をして下さい。剪定後は、有機質たっぷりの「バラの肥料」など、バラ専用の肥料を与えて、栄養をつけてあげましょう。ただし、葉がほとんど落ちて、先端に少しだけしか残っていないようなら、夏バテで弱ってしまっています。人間でいうなら入院が必要な状況ですので、剪定は行わず、傷んで黄色くなった枝を切り取ります。花を咲かせると体力が消耗するので、葉の数がしっかり増えるまでは蕾も切り取ります。元気にしようと肥料を与えるのも、負担になります。人間なら病人にステーキを食べさせるようなものなので、「有機+(プラス)100倍液肥」などの液体肥料を、規定よりさらに倍に薄めて与え、様子をみましょう。

 

また、台風も多い時期ですが、台風の雨は、海の塩分を含んでいます。枝葉に残る塩分で脱水症状を起こしてしまう場合があります。また、泥がついていると、そこから病気が移ってしまうこともありますので、洗い流すつもりで、丁寧に水やりをして下さい。9月に、しっかりお手入れをしておけば、秋に美しい花を咲かせてくれますよ。

 

来週は、手軽に育てられるスタミナ野菜「ニンニク」をご紹介します。


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