今回は、葉の軸の部分がカラフルな野菜「スイスチャード」です。ホウレンソウと同じアカザ科で、ビタミンAとミネラルが豊富な緑黄色野菜。味や食感もホウレンソウに似ています。
暑さに強くて元気で育てやすく、暖かい地域なら季節に関係なく栽培できます。また、葉の軸の色が、白だけでなく、黄色、オレンジ、赤、ピンクとカラフルなので、観賞用としても楽しめます。
6月は、苗も並びますが、初心者でも種から育てやすい野菜ですし、種からだと間引きしたものも料理で楽しめるので、おススメです。
プランターを用意して、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、野菜用の「花ちゃん野菜の培養土」を入れます。酸性の土を嫌うので、必ず新しい土を用意しましょう。小さいプランターなら、種を土の上にばらまいて1~2㎝の厚さに土をかぶせます。65cm幅のプランターなら、深さ1~2㎝の溝を2列つくり、溝に種を並べるようにまいて、土をかぶせます。水やりはたっぷり、発芽するまで土を乾かさないように注意しましょう。発芽後は乾燥に強い植物なので、土の表面が乾くのを待ってたっぷりです。
発芽して、葉が触れ合うようになったら、間引きを始めます。生長の遅いものや、ヒョロヒョロしたひ弱なものを抜いていきます。最終的に、双葉の後に出る本葉が5~6枚に育った時に、株と株の間が15~20㎝ほどの間隔になっているのがベストです。間引いた菜はベビーリーフとしてサラダに使えます。
ぐんぐん生長するので、野菜用の「有機化成肥料」を1ヶ月に1回のペースで与えると効果的です。本葉が8枚以上になったら、外側の葉から収穫開始です。あまり大きくなり過ぎると葉が硬くなるので、20㎝以上になったら株ごと収穫して下さい。
次回は、観葉植物『シーグレープ』をご紹介します。