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週刊ラジオトーク
2017.09.20

ゼラニウム

今回は、スラッと伸びた細い茎の先端に、ボール状に花が集まって咲く「ゼラニウム」です。寒さにはやや弱いのですが、乾燥に強く、太平洋側の暖かい地域なら、ほぼ1年中開花します。ただ、梅雨から夏の湿度が高い時期に元気をなくすことはありますが、暑さが和らいでくる今頃から、また元気に開花を始めます。

 

香りの良いニオイゼラニウムは、ハーブとしても人気があります。最近は品種改良が進んで、変わり咲きの花や葉も楽しめるようになりました。特に、ピンクや赤色の鮮やかな一重咲きの「リンゴ2000シリーズ」は、とても丈夫で次々と開花してくれる育てやすい品種です。淡いピンク色でバラ咲きの「ミルフィーユローズ」は、ミニバラに見間違えるほどです。珍しい黄色の花「ファーストイエロー」は、ナチュラルな優しい雰囲気が好まれます。細い花びらが花火のように咲く「ファイヤーワークス」は、モミジの形をした葉も美しいと人気です。11月頃から紅葉する「モミジバゼラニウム」も注目を集めています。

 

お店では、葉の色艶がよく、下のほうの葉が黄色くなっていないものを選びましょう。日当たりの良い場所を好みます。太平洋側の暖かい地域であれば、地植えもできますが、梅雨の長雨や、寒さの厳しい時は移動できる鉢植えにしておけば安心です。鉢底には、ごろ石の「鉢底石」を必ず入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。根がグルグルに固まっている時は、下のほうを少し崩してから植え付けます。乾燥には強いですが、土が常に湿っていると、根腐れを起こして弱ってしまいます。水やりは、土の表面がしっかりと乾くのを待ってから与えましょう。

 

咲き終わった花や黄色くなった葉は、そのままにしておくと、病気の原因にもなってしまうので、こまめに切りとります。姿が乱れ、葉の色艶が悪くなったら、切り戻して風通しを良くしておくと、元気な葉がコンモリと茂り、1か月ほどで花も咲き始めます。切り戻しは「ゼラニウム」の美しい姿を保つポイントです。

 

来週は、家庭でも手軽に育てられる「玉ねぎ」をご紹介します。


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