来年のための、秋植え球根管理法
必要な養分がたっぷり詰まった球根は、植え付ければほぼ確実に花を咲かせてくれます。球根って、花を咲かせるよりも、花後の球根をどう管理するかの方が難しいのかも。さて、みなさんはどうしていらっしゃるのでしょうか?
花が終わったら、花がら摘みを
「チューリップは茎が枯れるまで掘り上げずにしておく」(岐阜県/jaguar様)
「花後は花だけを切り、球根を太らせる為に葉はそのまま残しておきます。“お礼肥え”は一度だけあげています。失敗談は花壇に植えたままにしていて虫に食べられてしまったことです。(多々あります)」(大阪府/麻呂まろん様)
「以前はスイセンの花後に、花と葉を切っていたら次の花付きが悪かった。聞けば、葉は残さなくては。で、今は毎年庭で花が咲きます。また、シクラメンは買った年は咲いても翌年は花が小さくなったり、で上手くいきません」(愛知県/小春日和のまま様)
花ごころより 球根植物が花を咲かせる頃、土の中では新しい球根が育ち始めています。花が咲き終わったら、まず“花がら摘み”を行いましょう。チューリップの場合、花びらが散った後もそのままにしておくと、子房がふくらみタネができて余分な栄養がとられてしまいます。注意したいのは、花が終ったからといって葉っぱまで切ってしまうのはタブーです。葉っぱは盛んに光合成をして、土の中の球根に栄養を送り届ける大切な役目をしています。自然に黄色くなって枯れるまでそのまま残しておいてくださいね。また、花がらを摘んだ後は、球根の体力回復のために、肥料(お礼肥)を与え、葉が枯れるまでは水やりと肥料やりをしっかり行いましょう。