ガジュマルを推す理由は?

「ガジュマルは誰もが名前を知るポピュラーな植物。沖縄ではキジムナーという子供の精霊が宿るという言い伝えがあるなど、ガジュマルの知名度の高さとストーリー性は、初めて観葉植物を育てる人にも、とても親しみやすいと思います。また、一口にガジュマルと言っても、多種多様な形があるので、〈自分で選んだ感〉もあって、より一層愛着が湧き、普段のお世話にも身が入るのではないかと…。入門植物としては不動の1位だと思います」と、そらさんは語ります。
(写真)毎年の植え替えで、大きく育ったそらさんのガジュマル

そらさん流・育て方のコツ
❶買ったらまず植え替えを
すでに根詰まりを起こしていることも多いので、購入後はなるべく早く植え替えを。同じ鉢を利用する場合も、新しい培養土で植え替えるだけでも、管理しやすくなります。とても生育旺盛で、鉢のサイズに合わせて大きくなるような面もあります。どこまで大きくできるか、試してみるのも面白いかも。
❷直射日光はNG!
熱帯原産の植物なので、基本的には日光が大好き。でも、市販のガジュマルは原産地の大木に比べれば、まだまだ赤ちゃんの状態。直射日光に当たると葉焼けしてしまう可能性も。レースのカーテン越しの窓際などがオススメ。
❸枝は切っても大丈夫
放っておくと、枝はグングン縦に伸びていきます。もっと丸みのある姿にしたいなら、枝の先端の若い新芽をカットします。こうすることで、これまで縦に伸びるために使われていたエネルギーが、根を太くしたり新芽を増やすために使われるようになり、丈夫でカッコいい株に生長します。
❹低温に当てちゃダメ
環境適応性が高い植物ですが、5℃以下にならない場所で育てましょう。雪や極端な低温に当たると、葉っぱが落ちてしまうことも。さらに太い足のような根が凍ってしまうと、1発でアウトなので要注意。
❺水を切らしてもそこそこ大丈夫
ガジュマルの太い足(=根)の中はスポンジ状になっていて、水を溜め込めるようになっています。だから、しばらくの間は、水やりをしなくても大丈夫。でも、極端に水を与えない日が続くと、溜め込んだ水も底をつき、葉っぱはしんなり…。こうなる前に水やりをするようにしましょう。
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編集後記
そらさんにご自宅の観葉植物をご紹介いただいたところ、シダ系がズラリ!従って、本誌のオススメ植物リストも当然、シダ系が3分の1を占める顔ぶれに(笑)。一般的な観葉植物の本では、あまり大きく扱われない存在ですが、光の少ない場所でもワサワサ元気に育つ姿を見て、シダって、実は日本の暮らしにぴったりなんだ!と思いました。そして、早速我が家にも、そらさんオススメのアスプレニウム『エメラルドウェーブ』をお迎えしました。日当たりがごく一部に限られた我が家ですが、元気に育ってくれると嬉しいです。(菅原)
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