プランターでも、まるでお店で売っているような、味の良い本格的なナスが育てられます!ポイントは水やりと追肥。夏に切り戻しをすれば、秋まで収穫できます。
苗は春早くから出回るけれど、植え付けの適期は気温が十分に高くなったGW明けぐらい。葉色が濃くがっちりした良い苗を見つけたら、早めに購入して、ポットのまま保管しておいても良いですね。保管期間が長くなりそうなら、1回だけ水やりがわりに液肥を与えておくと、その後の育ちが良くなります。
植え付け方法は前頁のミニトマトと同じ。支柱は植え付け直後に1本立て、わき芽が伸びたら2本追加します。
3本仕立てにすると、良い実がたくさん付きます。最初の花が咲いたら、そのすぐ下のわき芽を2本伸ばし合計3本の茎(主枝1本+側枝2本)を育てます。残すわき芽よりも下のわき芽は小さいうちに摘み取ります(※3)。
わき芽2本が伸びてきたら、支柱を2本追加します。下のイラストのように、斜めに挿し、3本の支柱が交差する部分を麻紐などで結んで固定します。茎が伸びるごとにそれぞれの支柱に誘引していきます(週1回程度)。
たっぷり日が当たる場所。
土が乾いた状態が続くと虫が発生したり、生育が悪くなります。夏場は朝夕2回たっぷりと水やりを(※5)。
肥料分が不足すると良い実がなりません。最初の小さな実が付いたら追肥をスタート。以降は3週間ごとに与えます(※6)。
小ナスのうちに収穫した方が柔らかくて美味。実に養分を取られない分、株自体も疲れず、元気に実を付け続けてくれます。手でもぎ取らず、ハサミで切って収獲しましょう。
長〜く収獲を楽しむひと手間『切り戻し』
5月に苗を植えると、最初に実を付けるのはだいたい6月中旬。8月のお盆の頃、暑さで生育が一時止まり、実が付きにくくなります。株をリフレッシュさせるために、この時点で茎の切り戻しを行います。3本の茎をすべて、1/2〜1/3の長さにカットしましょう。こうして一旦株を休ませることで、9月には再び実をつけ、10月頃まで美味しい秋ナスを収穫できます。切り戻しと同時に、芽出し肥として肥料を与えておきましょう。