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花ごころ園芸レシピ
2018.09.01

苦土石灰って、何? なぜ必要?

 

苦土石灰って? ビギナーさんの中には、読み方もわからないという人も多いかも…読み方は「くどせっかい」。何だか難しい言葉ですが、土壌の改良にとても役立つ資材です。


土壌のpHは調整が必要?土の酸度を示す値をpH(ペーハーまたはピーエイチ)と言います。0〜14までの数値で表され、pH7を中性とし、それより大きい値がアルカリ性、小さい値が酸性です。植物を育てる土と何の関係があるの?と思われるかもしれませんが、実はこの土壌の酸度、植物の生長に大きな影響を及ぼすのです。

多くの植物は、弱酸性のpH5.5~6.5を好みます。中には、強い酸性(pH5.5以下)を好む植物もありますが、一般的には酸性の土は、植物が生育する上で様々な障害(※)をもたらします。そもそも雨が降ると土中のアルカリ分が流亡するので、降雨量が多い日本の土は、もともと酸性に傾いているとも言われています。さらに、プランターなど限られた土で植物を栽培した場合、土の劣化が早まり、施肥の際の肥料成分も影響して、酸性に傾きやすくなります。植物のためには、酸性に傾いた土は中和して弱酸性に戻してあげたいですよね。そこで!弱酸性に戻すための資材が、アルカリ分を多く含む石灰資材なんです。石灰資材には、生石灰、消石灰、苦土石灰、有機石灰などがあり、農家さんは畑の状態を見て使い分けていますが、家庭では苦土石灰や有機石灰を使うのが一般的。今回ご紹介する花ごころの『Let’s 苦土石灰』は、家庭で安全で手軽に利用できる石灰資材です。

(※)酸性の土がもたらす障害の例=「アルミニウムイオンが多く溶け出すため、根が傷む」「リン酸成分が土壌に固定され、根が吸収し難くなる」「微生物の働きが悪くなり、有機物の分解が遅れる」など

●石灰資材のいろいろ●

特 徴:
石灰岩を焼いて粉末にしたもの
アルカリ分80%以上 /水に触れると発熱する
密閉容器で保存する、手袋をするなど扱いに注意が必要。

中和の強さ:強い

消石灰(しょうせっかい)特 徴
生石灰を水と反応させたもの
アルカリ分60%以上
効果がすぐ現れるが根に触れると傷むので施し過ぎに注意。

中和の強さ:強い

苦土石灰(くどせっかい)特 徴
ドロマイトという岩石が原料
アルカリ分53%以上
微量要素のマグネシウムを含み補給にもなる。

中和の強さ:やや強い

有機石灰(ゆうきせっかい)特 徴
貝殻粉末など主に動物由来の石灰
アルカリ分40~45%
少しずつ分解され長期に渡って効果が持続。

中和の強さ:弱い


天然素材だから安心!苦土石灰酸性に偏った土のpH調整にオススメの『Let’s 苦土石灰』は、ドロマイトという岩石を原料としたもので、農薬ではなく、有機質肥料と同じ天然物です。花ごころが持続可能なオーガニックライフを目指し、研究開発を進めるプロジェクト「Green Earth Together」の資材の一つとして、栽培補助資材(ORGANIC LEVEL☆1つ)として登録しています。植物が好む弱酸性の土壌にするのはもちろん、植物の生長に必要な微量要素、マグネシウム(苦土)とカルシウム(石灰)を補給します。1袋500gというコンパクトなサイズも、家庭菜園などにはぴったりです!

 

花ごころでは、腐植をはじめ、土本来のチカラに注目してきました。そして、新しいプロジェクト「Green Earth Together」では、持続可能なオーガニックライフのための園芸・農業資材の研究開発を進めています。さらに、志を同じくする仲間や地域の方々とつながって、その輪を拡げています。 “Green Earth Together”~土を耕し、花や野菜を育てるよろこびを愛する人々のために。 土を考えることは、私たちの暮らしを考えることです。 地球の明日・家族の明日を想うことです。


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