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週刊ラジオトーク
2015.05.13

トウガラシ

今回は、香辛料として欠かせない「トウガラシ」のご紹介です。野菜の中でも高温を好むので、育てやすく、病害虫の心配もほとんどありません。家庭菜園なら、さわやかでフレッシュな辛みの「青トウガラシ」も楽しめますし、完熟したトウガラシなら、乾燥させて香辛料に加工すれば、保存もできます。

 

次々と花が咲いて実をつけるので、数株あれば1年分の消費量が十分まかなえます。寒さの心配がなくなる今頃からが植え付けに最適ですから、是非、野菜づくり初心者の方もチャレンジしてみて下さい。

 
スーパーではなかなか手に入りにくい伝統野菜なども育てられるのが、家庭菜園の楽しみです。例えば、岐阜県の「アジメコショウ」。真っ赤になった実の辛さはトウガラシの3~5倍。細長い実が特徴です。京都の「万願寺(まんがんじ)トウガラシ」は、甘みがあり、焼き物や揚げ物にオススメです。ふっくらとした実をつけます。奈良県の「ひもとうがらし」は、直径5ミリほどの紐状の実が特徴です。青い実は甘みがあり、天ぷらにすると香りが良くて美味しいですよ。

 

お店での苗選びは大切です。病害虫の被害が無く、葉の色艶が良くて、葉と葉の間が短く、がっちりとしている苗を選びましょう。できれば、葉の一番下に小さな葉、双葉がついていて、その上に本葉が7~8枚出ているぐらいのものがおススメです。

 

野菜用の深さのある大き目のプランターを用意し、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん野菜の培養土」で植え付けましょう。菜園で育てる場合は、株と株の間を50㎝はあけるようにして下さい。根は崩さず、優しく植え付けて、たっぷりと水やりをします。70~80㎝に生長しますから、風で倒れないように支柱を立てます。

 

肥料切れさせないのもポイントです。野菜用の「有機化成肥料」を植え付け2週間後から、定期的に与え続けましょう。収穫は、「青トウガラシ」は開花から20~30日ほどで、完熟させるなら1ヶ月ほどです。辛みの強いトウガラシは、味覚だけでなく触覚にも刺激を与えるので、ビニール手袋をして収穫して下さいね。

 
来週は、夏を涼しげに演出してくれる「アルペンブルー」をご紹介します。お楽しみに。


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