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週刊ラジオトーク
2015.04.08

羽衣ジャスミン

今回ご紹介するのは、「羽衣ジャスミン」です。4~5月に開花する、常緑のつる性植物で、冬に薄いピンクの蕾をつけ、暖かくなると、5枚の花びらを持つ白や淡いピンクの花を咲かせます。

 

つるの先端に30~40輪ほどまとまって咲き、同時に、ジャスミン特有の甘い香りを辺り一面に放ちます。白い花が重なるように咲く姿が、天女の羽衣のように見えることからその名がついたとも言われます。「羽衣ジャスミン」は、ジャスミンの仲間の中でも特に花をたくさんつける品種ですが、ジャスミンティーにする品種とは別ものです。つるの長さは1~3メートルにもなるので、フェンスやバラ用のオベリスクなどに絡ませると見応えがありますよ。

 

最近は、葉の縁にクリーム色の斑が入る「ミルキーウェイ」という品種が優しい雰囲気で、花の無い時期もカラーリーフとして楽しめるので人気があります。

 

この時期、お店には、蕾や花のついた苗が並んでいると思います。茎が間延びしていたり、下の方の葉が黄色くなっているものは避けて、蕾も花も、葉も、色つやの良いきれいな株を選びましょう。

    
暖かい地域なら地植えも可能ですが、-5℃以下になるような地域では枯れてしまいます。また、斑入りの葉は特に、夏に西日が当たると葉が傷んでしまいますので、移動できる鉢植えの方が安心です。底にはゴロ石「鉢底石」を入れ、土は栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりです。肥料は、花後のお礼肥と2月の寒肥を忘れないようにしましょう。 有機質を含んだ「もっともっと花の肥料」がオススメです。

 
来年も花をたくさん咲かせるポイントは2つ。花が終わったら、枝の半分くらいの長さまで、バッサリと切ります。剪定することにより、脇から新しい枝が出てきて、花数も増えます。そして、もう一つは、寒さに当てることです。冬に2~3℃の低温に1ヶ月くらい、しっかり当てることで花芽が作られます。

 

来週は、桜のような花を一面に咲かせる「芝桜」をご紹介します。お楽しみに。


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