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週刊ラジオトーク
2014.12.31

クモマグサ

今回ご紹介するのは、「雲」の「間」の「草」と書く「雲間草(くもまぐざ)」です。ヨーロッパ原産の野生種から作られたもので、もともとは雲に届きそうな高い山に自生することから「雲間草」と名付けられました。日本に自生している山野草の「クモマグサ」もありますが、今回ご紹介するのは、それとは別で、「西洋クモマグサ」とも呼ばれるものです。

 

草丈は5~10㎝と小さく、這うように伸びる茎から、葉がコンモリと茂って、クッション状になります。そこから、梅を小さくしたような1~2㎝の可愛らしい花が、株いっぱいに咲きます。花色は、白とピンク、赤色があり、お正月の鉢花として人気です。斑入りの葉や、寒さで赤く紅葉するものもあります。

 

本来の花の時期は、寒さの和らぐ春4月頃ですが、温室などで育てられたものが、冬から出回ります。紅白の花を揃えてお正月飾りにプラスするのもおススメですよ。
 

 葉の色艶がよく、コンモリと茂っているものを選びましょう。「クモマグサ」は、夏の高温多湿にとても弱く、地植えでは弱って枯れてしまいますから、移動できる鉢植えで楽しみましょう。鉢底には必ず「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付ければ大丈夫です。花や蕾がついている時は、根は崩さず、根を傷めないように注意して植え付けます。寒さにはとても強い植物ですが、まだこの時期にお店に並ぶものは、温室で開花を早めたものなので、先ずは、室内の日当たりの良い窓際に置いて、天気の良い暖かい日は外に出し、しっかり日光浴をさせるようにして下さい。

 
土の乾燥には強いので、鉢土の表面がしっかり乾くのを待ってから、水やりをしましょう。咲き終わった花をこまめに摘みとると、次々と開花を楽しめます。

 
来週は、新春にふさわしい「アザレア」をご紹介します。お楽しみに。

 


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