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週刊ラジオトーク
2014.10.29

クコ

今回は、ちょうど今頃、赤い実をつける「クコ」のご紹介です。「クコ」の赤い実は、薬膳料理に使われますし、杏仁豆腐にのっていたり、中華粥に入っていたりしますよね。中国では、古くから不老長寿の生薬とされてきましたし、滋養強壮や目の疲れ、美肌などにも良いと言われています。

 

クコの実を乾燥させたものが市販されていますが、生の実も食べられます。また、若葉をおひたしにしたり、細い枝を煎じてお茶にしたり、実から果実酒をつくることも出来ますから、自分で育てればいろいろ楽しめそうですよ。

 

「クコ」は、日本にも自生している高さ1~2mになる落葉低木です。枝は弓のようにしなって伸び、葉は2~3㎝の楕円形です。7~9月には紫色の小さな花をつけ、その後、2~3㎝の卵型の実がつき、秋には赤く熟し収穫できるようになります。生の実も食べられますが、甘さの中に独特の苦みがありますが、乾燥させると苦みが消えて食べやすくなります。

 
お店では苗が売られています。葉の色艶が良いものを選びましょう。

 
日光が大好きなので、日当たりの良い場所に植え付けます。真夏の直射日光も平気です。鉢植えなら、底に「鉢底石」を入れて、水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。クコは水辺の砂地に生息していることが多く、水を好みますが、常に湿った状態にならないよう、水はけはよくしておきましょう。水やりは、土の表面が乾くのを待って、たっぷりと与えます。肥料は特に必要ありません。

 
剪定は、伸びすぎた枝を間引く程度です。この時期は、既に来年の花芽が出来ているので、冬に向けて葉を落とした後に、バッサリ切ってしまうと、花も実も楽しめなくなってしまいます。それさえ気をつければ、非常に育てやすく、実付きもいいので、初心者にもおススメです。

 
来週は、香りのよい「オータムライラック」をご紹介します。お楽しみに。


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