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週刊ラジオトーク
2014.10.15

ホトトギス

今回は、秋を彩る山野草として古くから親しまれている「ホトトギス」のご紹介です。ユリ科ホトトギス属の宿根草で、日本には約10種類が自生し、湿った崖や山の斜面に生えています。「ホトトギス」は、花びらに、まだらな「斑点(はんてん)模様」があるものが多く、その模様が野鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから、この名がついたと言われています。この模様と独特の花姿が海外では人気で、日陰でも育つ「シェードプランツ」として高く評価されています。
 
よく見かけるのは、30~50㎝に茎がまっすぐ立ち上がる姿ですが、茎が弓状に枝垂れるタイプや、10㎝ほどのミニサイズで、地面を覆うグラウンドカバーになるものもあります。花色は、白やピンク、黄色、紫などがあり、斑点や縁取りが入らないものもあります。

 

白い花びらにピンク色の斑点が入る「桃山」は、とても丈夫な品種で、花付きがよく、60㎝ほどの大株に育つので存在感がります。純白の花びらに濃い紫色の斑点が少し入る「峰の雪」は、枝垂れて咲く品種。鉢植えやハンギングバスケットにもできます。黄金色の葉をもつ「ゴールドラッシュ」は、花の無い時期も明るく彩ってくれて、生育も旺盛、初心者でも育てやすい品種です。

 
今なら、花が咲いている株が多く出回っています。茎がしっかりとしたものを選びましょう。「ホトトギス」は明るい日陰と水はけの良さがポイントです。   地植えにするなら、真夏に木陰になる落葉樹の下が最適です。鉢植えの場合は、鉢の底に「鉢底石」を入れて水はけをよくし、土は、山野草の土でなくても、「花ちゃん培養土」で大丈夫です。植え替え後にたっぷりと水やりをして、その後は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりです。花後の冬は休眠期に入るので、水やりは控えめにします。

 
咲き終わった花は早めにとる方が株への負担が少なくなります。日本の気候にあっていて育てやすいので、初心者にもおススメですよ

 

来週は、秋植えの球根植物「クロッカス」をご紹介します。お楽しみに。


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