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週刊ラジオトーク
2014.07.09

バラの夏越し

今回は、「バラの夏越し」です。夏の間、緑の葉を保って元気に過ごせるかどうかで、秋の花付きが違ってきます。夏を快適に過ごせる環境を作りましょう。

 

特に、鉢植えのバラは、注意が必要です。土の量が限られているので、コンクリートの上などに置くと、鉢の中の温度は50℃以上になることもあります。そのような環境では、根が傷みやすく、株の生育も衰えて、人間でいう「夏バテ」状態に陥ってしまいます。

 

鉢の下にレンガなどをかませて、鉢底に隙間を作るようにすると、地面から伝わる熱を防ぎ、風通しも良くなります。コンクリートの上なら、鉢の下にすのこを1枚ひくだけでも違います。

 

また、日差しが鉢に直接当たらないようにするのも、ポイントです。特に、夕方の西日は強いので、鉢がスッポリ入る一回り大きな素焼きの鉢を用意して、二重鉢にすると効果的です。底に、ゴロ石を入れて重ねれば、底面から伝わる熱も防げます。

 

地植えのバラは、株元の土表面をバークチップなどでマルチングをして、暑さや乾燥を防ぐといいですね。水やりの時間帯も、朝早めか、夕方にクールダウンを兼ねてたっぷりがおススメです。夕方涼しくなる頃に、コンクリートやアスファルトに水をかける打ち水も効果的です。

 

鉢植えの場合、乾燥しないようにと、こまめに水を与えてしまうと、鉢の中で、お湯になってしまいますので、乾いたらたっぷり与えます。地植えの場合は、出来るだけ株の周りのみに、たっぷり与える方がいいんです。広範囲にびしょびしょに濡らすと、一見涼しそうですが、サウナの中にいるような状態になってしまいます。

 

夏バテをして、葉が黄色くなってしまったら、焦って肥料を与えるのは逆効果です。根が弱っているので、負担になります。 葉にスプレーするタイプの「バラの活力液」などがおススメです。鉢植えなら涼しい日陰に移動させて、養生させます。7~8月は、肥料も控えめにして下さい。

 

来週は、暑さに負けず次々に花を咲かせる「ポーチュラカ」をご紹介します。お楽しみに。


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