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週刊ラジオトーク
2014.05.13

ヒョウタン

今回は、葉がよく茂り、昔から緑のカーテンとして利用されていた「ヒョウタン」のご紹介です。カンピョウになる夕顔と同じユウガオ属ですが、ヒョウタンの実は強烈に苦く、食用には向きません。中には、下痢や嘔吐の食中毒症状をひきおこす成分が多くふくまれているものもありますが、近年は、苦みを抑えた「一口瓢箪」という品種が登場し、漬物に利用されるようにもなりました。

 

現在は、UFOのような形だったり、ピノキオの鼻のような形のものなど様々ですから、ユニークな緑のカーテンが楽しめそうです。

 

「ヒョウタン」は寒さに弱いので、GWが過ぎ、気温が20℃くらいに安定した頃が、ちょうど植え時です。広く根が張るので、野菜用の大型プランターに1株を目安に植え付けましょう。土は、有機質たっぷりの「花ちゃん野菜の培養土」がお勧めです。プランターの底には、ゴロ石の「鉢底石」を必ず入れて、水はけを良くします。

 

つるが伸びるので、早めにネットも固定しておきましょう。水やりは土の表面が乾いたら、たっぷりです。肥料は、植え付けて2週間後と、最初のつるがネットの頂点に達した時、実がついた時の3回です。有機質と化成が合わさった「有機化成肥料」を与えましょう。

 

つるがネットの頂点に達したら、頂点の芽を摘み取ります。最初に伸びる「親づる」の脇から伸びるつる「子づる」は、葉を6枚くらい残して先端の芽を摘み取ると、更に脇から「孫づる」が出ます。この「孫づる」に、実をつける花がたくさんつきます。

 

夏に、白い花が、夕方から早朝にかけて咲きます。「ヒョウタン」を飾りやお酒、七味などの調味料を入れる容器として利用する場合は、中身を取り出します。最近は、ヘチマやヒョウタン用の酵素剤がありますから、これを使えば3日ほどで中身を取り出すことができます。中身をよく洗い出し、しっかり陰干しすれば完成です。

 

来週は、夜、甘い香りを漂わせる「ムーンライトフレグランス」のご紹介です。


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