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週刊ラジオトーク
2014.02.26

沈丁花

今回は、春を告げる花「沈丁花」です。「沈丁花」は中国南部からヒマラヤが原産で室町時代には日本に入って来ています。

 

高さが1mほどに収まる低木で、特に剪定をしなくても自然に半円形にまとまります。光沢のある葉は常緑で、何より春先に香りの良い花が咲くということで、古くから親しまれている花木です。

 

十字型の花がボール状に集まって2月下旬頃から咲きますが、実は、花びらに見える部分は肉厚のガクなんです。ガクの内側が白く、外側がピンク色のものをよく見かけますが、外側も白色の「シロバナジンチョウゲ」、葉の縁に斑が入る「フクリンジンチョウゲ」もあります。

 

お店には花や蕾のついた「沈丁花」が並んでいる頃です。葉の色艶が良く、鉢やビニールポットの底穴から根が出ていないものを選びましょう。

 

根が柔らかくて傷が治りにくい性質なので、一度傷んでしまうと途端に枯れてしまいます。また、地植えにしたら、移植は絶対にできないので、植え付ける場所選びが大切です。水はけが良く、西日や寒風が当たらない場所が最適ですが、午前中の数時間でも日が当たれば、花を咲かせてくれます。

 

鉢植えにするなら、鉢底に「鉢底石」を敷き詰めて、水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。根は崩さず、そのまま植え付けるようにして下さい。

 

水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷり。常に土が湿った状態が続くと、根が傷んでしまうので、注意しましょう。2月は年1回の肥料やりの時期です。有機質を含む「果樹花木の肥料」を与えると効果的です。上品な甘い香りは、雨の日や夜になると一段と強くなり、一足早い春の訪れを感じさせてくれますよ。

 

次回は、枝いっぱいに黄色い花をつける『レンギョウ』をご紹介します。


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