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週刊ラジオトーク
2014.02.19

ヒマラヤユキノシタ

今週は、名前からして、寒さに強そうな「ヒマラヤユキノシタ」のご紹介です。ヒマラヤ山脈の原産で、耐寒性がとても強く、冬でも緑の葉を絶やさない多年草です。

 

葉はしゃもじのような形で肉厚、光沢があり、ピンク色の1㎝ほどの上品な花を房なりに咲かせます。まだ花の少ない時期から咲いてくれるので、ピンク色が人目をひきます。花色は、ピンクの他に、白や紫がかったピンク色、赤に近いピンク色もあります。

 

這うようにして横に広がっていきますから、地面を覆うためのグラウンドカバーにも利用できます。園芸店の山野草のコーナーなどには、花付きの苗が並んでいる頃です。葉が黄色くない、色艶の良いものを選びましょう。

 

寒さにはとても強いので、防寒対策は必要ありませんが、真夏の直射日光と高温多湿には弱いので、風通しが良い木陰などの半日陰が適しています。日陰でも育ちますが、花付きが若干悪くなります。

 

鉢植えで育てる場合は、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」に植え付けましょう。土の過湿に弱いので、鉢底には必ず「鉢底石」を入れて、水はけを良くして下さい。水やりは、地植えにしてしまえば、雨だけで十分育ちます。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりです。乾燥に強い植物なので、水のやり過ぎには注意しましょう。肥料は特に必要ありません。咲き終わった花や、黄色く枯れた葉をそのままにしておくと、蒸れたり、カビが生えたりしてしまうので、こまめに切り取りましょう。

 

植え付ける場所さえ注意すれば、放っておいても毎年咲いてくれます。一度植えれば手間いらずで、毎年、花の少ない時期にかわいい花を咲かせてくれるので、重宝ですよ。

 

次回は、春を告げる花『沈丁花』をご紹介します。


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